ひっそり出て行く ページ40
ｶｼｬｯ
ｶｼｬｯ
心奏「ほむほむ···
まぁ、合格点ですな」
生活に必要不可欠な事は全部終わったし···
後は彼等の努力次第だな···
〜夜明け前〜
ｶﾞﾁｬｯ···
よし、いないな？
顔合わせて帰るのは辛くなっちゃうから···
見せずに帰ることを許してくれ···
『もう、行ってしまわれるのですか？』
ﾋﾞｸｯ!!
心奏「···ありゃりゃ···
皆さん、お揃いで···」
ロシナンテ「···帰っちゃ、うの···？」ﾌﾙﾌﾙ
心奏「···ゴメンな
もう、俺無しでも平気そうだと判断したからな···
あの街の連中もここには来れんだろうし···
平和にこの島で過ごして欲しいんだ」
ドフラミンゴ「···お前は勝手だ!!」
心奏「うぉ!?」
ドフラミンゴ「勝手に現れたと思ったら勝手に居なくなるなんて···っ!!
本当に···!!
なんで···ここに居ないんだ!!」
心奏「···」
あらあら···大粒の涙を流しちまって···
ｷﾞｭｯ···
ドフラミンゴ「···!!」
心奏「···ゴメンな
俺の勝手さんに付き合わせちまってよ···
でも、お前らを大事に思う気持ちは嘘偽りないさ
辛い事も中にはあるだろうが
それを乗り越えて生きてくれ
大人になったら···お前の言ってた約束、果たしに来いや」ﾆｶｯ
ドフラミンゴ「···
い、言われなくてもそうしてやるさ···!!」
ロシナンテ「···心奏···さん···」ﾎﾟﾛﾎﾟﾛ
心奏「最後の贈り物をお前らにあげような」
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箱 - ステキな作品を書いてくれてありがとうございます (2023年2月18日 14時) (
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