天竜人の業の深さ ページ24
ｶﾞﾁｬｶﾞﾁｬ!!
心奏「凄い食いつきだなぁ〜
何日ぐらいまともな飯食ってなかったんよ？」
「こんな···温かい食事は2ヶ月ぶりです···」ﾎﾟﾛﾎﾟﾛ
心奏「2ヶ月!?
そりゃ、長い···
んで？
さっき家を作り直してた時にな街の人間が来てアンタらを"天竜人"だとか言ってたんだが···
天竜人って何なんだ？」
「そ、それは···」
話したくは···ないかな···
現にそれを言って痛い目にあったわけだし···
「···私は···アナタを信用してお話します···」
心奏「お、おい···大丈夫なのか？
何も、無理して話さなくても···」
「···アナタは私達の命の恩人ですので···
信じます···」
心奏「···ま、まぁ···信じてくれるのは嬉しいけども···」
「天竜人、というものは···
神に近き一族なんです
高貴な血を持つ一族とも言われています」
心奏「ほむほむ···
高貴な血の一族となると···貴族ということかな？」
「普通の貴族ではなく
世界貴族と呼ばれています」
世界貴族···
心奏「街の人達の反応から見るにあまり尊敬の意は無さげね？」
「···天竜人はアナタ達のような民を下々民と言って貶しその命も道具としか見ていませんでした」
心奏「···だから、あの人達は俺にあんな事まで言って遠ざけようと···？
······でも、アンタらは天竜人を辞めた、んだろ？」
「···はい···」
心奏「だったらいいじゃないの
辞めたならアンタらは俺達と同じじゃん
それをうだうだ言われてもねぇ
嫌なだけじゃんか
まぁ、俺がいる限りアンタらに手出しはして来ないとしていつまでもここにって訳にもな···」
どーしたもんか···
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箱 - ステキな作品を書いてくれてありがとうございます (2023年2月18日 14時) (
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