天竜人がどうとか ページ22
心奏「何？
天竜人って何だよ？」
「知らねぇのかよ!?」
「俺ら一般人を"奴 隷"にする連中で···「証拠は？」は？」
心奏「天竜人が何なのか詳しく知らんが
お前らが"奴 隷"にされたって証拠は無いのかって言ってんの
その天竜人の顔は？
性格は？
性別は？
歳は？
それら全てを言ってくれませんかねぇ？
お前らの憎んでる相手にそっくりなのかを仰って貰えませんかぁ？」
「···!!
て、天竜人は皆···「同じだと言いたいの？」そ、そうだ！」
心奏「···じゃあ、俺からしたらお前らも同じじゃん」
『はぁ!?』
「何処がだよ!?」
心奏「その天竜人がどんな奴かは知らんが
要は金持ちなんだろ？
んで、奴 隷を連れているんだろ？
相手の都合なんて関係ないって感じなんだろうね？」
「···」
心奏「アイツらが天竜人だったらなんでここで暮らす必要があるのさ？
お城でもお屋敷でもあんでしょうに
無いって事は···関係ないんじゃないの？」
「そ、その家の主人が言ってたぞ!!
"天竜人を辞めて皆さんと仲良くなりたい"って···ふざけんな!!」
心奏「···あのさ···
完全にそれ、こっちのセリフなんだわ
天竜人を辞めた？だったら放っておいてやれよ
天竜人だったら手ぇ出せねぇからってさ
弱くなった瞬間に手ぇ出してる時点でお前ら同じじゃん
弱い立場で奪われてる癖にいざ相手が弱くなったら手ぇ出すなんて辺りが特に同じじゃねぇかねぇ？」
「お、俺らは家族を奪わ···「お前らもあと少しで同じことをしてましたァー」は？」
心奏「あーもう···面倒くさい奴らじゃ
まだうだうだ言うなら···俺がお前らに牙向けますがよろしいですかねぇ？」ｺﾞｺﾞｺﾞｺﾞｺﾞ
『···!!』ﾋﾞｸｯ
「も、もう行こうぜ···」
「し、知らねぇからな!!」
心奏「まだ見掛けたら問答無用に撃つからな？」ｷﾞﾛｯ
威嚇したらどっか行きやがった
まぁ、その方が楽ですわ
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箱 - ステキな作品を書いてくれてありがとうございます (2023年2月18日 14時) (
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