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小人の少女とクロアリの少年 ページ2
〜小人の里(IN森)〜
森の中の木の根元には小人達が住んでいた
その中でも若い小人の少女が狩りの為に外へと出てきた
彼女の名前はアカリ
金色の夜に生まれた美しい髪をした少女の小人だ
そんな彼女には大切な友達がいる
アカリ「クロちゃーん♪」
クロ「やぁ、アカリ
君も狩りかい？」
クロアリのクロ
アリの中で類まれなるアリの雄の少年だ
アリの中で雄というのは子を残す為の役割以外を持たぬ個体であるが小人達はそんな彼等に狩りの仕方などを教えたりして様々な生きる方法を教えている
アカリ「そーだよ
クロちゃんもこれから狩り？」
クロ「そうだが···
僕の事をいつまでその呼び方する気なんだい···？」
アカリ「？
"クロちゃん"って呼ぶのダメ？」
クロ「ダメではないけど···
僕だってこれでも雄だからね
"ちゃん"呼びじゃなくって···
"君"呼びしてくれないのかい？」
アカリ「···その方がいいなら···」
アカリは少し残念そうに呟きながら俯いてしまう
クロ「······た、たまになら···呼んでも、いいから···」
アカリ「ホント!?」ﾊﾟｧｧｧ
それを聞いて嬉しそうに顔を向けるアカリを見てクロは少し顔を赤らめたのだった
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