君だけの特別な男になりたい【your Boyfriend】 (ページ3)

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家族を失った悲しみページ3

{リシーside}

どうして···？

どうして、私だけを置いていってしまったの？

少し前まで元気だったのに···

私は少し前に両親を失いました···
重い病気に2人は掛かってしまい

そして···旅立ってしまった···

リシー「···パパ、ママ···」ﾎﾟﾛﾎﾟﾛ

泣き止みたいのに···
涙が止まらない···

「···ねぇ」

声に気付き横を見ると知らない人がいた

彼は綺麗な青い瞳をしていた

でも···

リシー「アナタ···誰？」

「···僕より、君···どうして泣いていたんだい？」

彼は私の隣に座り心配そうな顔を向ける

誰なのか分からない···けど···

リシー「···パパとママが···病気で···」

それ以上、言葉が出なかった

私は嗚咽してしまい話せなかった

「···そうか···君のお父さんとお母さんが···
······あの、さ···
君が嫌でなければ···食事に行かないかい？」

彼はそう提案してきた

でも、私はとてもご飯を食べたいなんて気分じゃない

食事をした所できっと戻してしまう···

リシー「ご、めんさい···
私、とてもじゃないけど···食事は···」

「···そうだよね···
じゃ、あ···さ···
僕の行きつけのお店に良かったら行かない？
君にいい物をあげたいんだ」

彼は泣いてる私を見て困った顔をしながら私に話しかける

私は必死な彼の提案に静かに頷いた