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10話 ページ10
「あーあ、本命埋まっちゃったね。」
上空から村があった場所を見下ろす。
砂煙が上がるそこには村の面影は一切なかった。
「掘り起こしても無理そう？」
あれなら漏斗にやらすけどっと言うが無理無理っと即答される。
「簡単に潰したってことはもう引きあげた後ってこと。情報なんかないよ。」
「また支部潰しに戻るの？」
「当たり前ー。」
ほら行った行ったっと促され渋々子供達の元へ向かう。
「Aのせいじゃないからあまり気にするなよ。」
「別にそんなこと言ってないでしょ。」
「言ってないだけでしょ。」
姉さんの返しに小さく溜息を吐く。
落ち着いたら少し整理しよう。
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作者名：はて | 作成日時：2021年10月20日 0時
