正体 ページ34
痛い。
首を噛まれた。
肉がブチブチとちぎれる音が脳に直接響く。
痛い。怖い。誰か助けて……
嫌、違う。自分の力で助からなくちゃ……!!
意識を集中させる。右腕が大きな刀に変わる
変わるといっても振り回しやすいように手首の先からにして、まるで刀を握ってるかのようにして、彼の胴体を狙う。
が
それはいとも簡単に弾かれた。
彼は私を見てニンマリと笑うと口を離した。
首から血が出る感覚が分かる。
大丈夫。命綱の所は切れてない。はず。
ふいと彼の目線が私から離れる。見ているのは私より後方。
振り返ればそこには憤怒の顔で立ってるゾムにいと
感情をそんなに顕にしないであろうショッピ君が目をカッ開いて銃を構えていた
ゾム「……何しとんねん…シャーくんさん!」
ショ「どうやってここに入った…!!貴方は一体何をしてるんですか!」
2人の威嚇を眺めながらも…シャーくんさん…は
ニンマリと笑ったまま
「……美味しかったよ。有難うね、あとゾムさんごめん……暫く俺らワイテルズ……奇跡が使えない、人外にさせられちゃったから……
Nakamuが予言するには2年か3年、それくらいは無理かも……俺はまだ辛うじて動けてるから……この通告で暫くバイバイだよ」
そう言うとシュンッと灰になって消えた。
その灰も直ぐにどこから吹いたか分からない風によって消えた。
ショ「人外……一体何の話を……」
ゾム「ッ……A!!」
ゾムにいの叫び声に皆が飛び起きる。
私はと言うとだいぶ血を流してしまっていたようで目眩がし始めてる。
あ、やばいかもなんて思ってたら
しんぺい神さんが駆け寄って来てくれて直ぐに奇跡を掛けてくれた。
傷は直ぐに塞がり、血も止まったお陰で目眩もすぐに治った。
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M君
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作者名:哪託 | 作成日時:2019年5月29日 9時