好意 ページ32
チーノ「いやー……まさかゾムさんに好かれるとはな〜……」
けいた「……驚きだよねー…味方最大の脅威とか言われてるのに」
『味方最大の脅威って何?』
眠りこけたゾムさんの手からお酒のコップを奪い近くに来た兄さんに渡す。
兄「ゾムの奇跡って、身体能力が凄く上がるから……コントロールしそこなった時とか結構攻撃食らうんだよね俺ら。
それもあってそう呼ばれてるんだよ」
『へぇ……身体能力が上がる……何かかっこいいですね……!!』
兄「まぁね、けど本人はそれをもっと良くしたいから鍛えてるわけで………俺じゃ運べない…」
『え、助けに来てくれたわけでは!?』
兄「俺じゃ無理。酒零されたら面倒だったから回収に来ただけ。」
『そんなぁ………』
兄さんはくすくす笑うとコップを持って離れていった。
次にはのんだくれに絡まれて困ってたトントンさんとシャオロンさんが来た。
トン「あかんわー今日……なんであんなに飲むんや…」
シャオ「酒くせー……」
『お、お疲れ様です……』
トン「ありがとな、っとゾムを退けへんと……」
シャオ「んじゃ2人でやりますかぁ……」
2人がかりでがっちりホールドされたゾムにいの腕を離しソファに寝かせた。
2人がかりなら出来るんだね。学んだ。
シャオ「んでさ、Aちゃんはなにかしたいこととかあるの?」
『したいこと?』
シャオ「例えばさ、パン屋やってみたいーとか、保育士になりたいーとかさ?」
『……あー……ない、かな…強いて言うなら……ここで皆みたいに裏のお仕事って言われてるものを手伝いたい』
トン「……ええんか?此処での仕事は書類だけやないんやで?調査で遠くに行く、戦いで血を流す、人を殺める……Aが背負う必要ないんやでな?」
『分かってる。けど、折角助けてくれて、仲間にしてくれたんだもん……手伝えることは全てやりたい』
トン「……そう…か……分かった…明日グルッペンに伝えとく
もう眠そうや、このまま寝とき」
トントンさんが私にタオルケットを掛けてくれた。
私はトントンさんとシャオロンさんが撫でてくれる中静かに寝落ちたのだった。
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作者名:哪託 | 作成日時:2019年5月29日 9時