拾った (グルッペンside) ページ4
いつも通り、他の同盟マフィアと軽い話を終えてロボロと帰っている時
いつもなら野良猫の集まる路地に猫とは違う気配がした
ロボロ「グルさーん?何してんの?」
「……ああいや…ここの路地、なんかいるやろ?」
ロボロ「えー?…ほんとだー……見てこよっか?」
「……頼む」
ロボロが猫くらいのサイズになり路地に向かう、
俺は戻ってくるのをただ待つ。
5分もしないうちにロボロは戻ってきて
ロボロ「子供だよグルさん。めっちゃ薄着の子供
多分今回も奇跡持ちじゃないかな?金銭も持ってる感じしないよ?歳は10歳より上かな」
「……んぁー…マジか……様子を見て拾ってくか…次は俺が行く」
ロボロを置いて次は俺が入る
数歩進んだ先には猫ではなく随分小柄な子供がいた。
肩は震え、今にも意識が飛びそうになってた
「……ほんとに子供か……ロボロ、先に戻って部屋をあっためといてくれ」
ロボロ「りょーかーい!」
ロボロの去った足音を聞き俺は着ていた上着を子供に掛け持ち上げる
見た目通り凄く軽い
もし本当に奇跡持ちだったら
また仲間が増えるかもしれんな
俺は密かに笑いながら皆が集まるあの家に向かった
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M君
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作者名:哪託 | 作成日時:2019年5月29日 9時