暗闇 ページ27
真っ暗……
前後左右上下全てが暗い。
誰かいないの……?
助けてよ………
嗚呼…また声が聞こえる……昨日の時みたいに……
グルッペンさん……皆…私はここだよ……
あ…光が見えてきた……戻ってこれる……
戻って、どうするの……?
「…起きるか……」
「まだかなー……」
「早く起きて欲しいなぁ……」
「……早よ戻ってきてや…」
嗚呼……呼ばれてるのかな……起きなくちゃ……
『………ぁ……』
グル「!!起きたか……!!」
マン「A〜!!!!」
らだ「起きましたか!?」
KC「ふぃー……良かったぁ……」
起きたら皆が居てくれた。
私は何かをやらかしたのは分かってる。
それは私の右腕が全てを物語ってる。
右腕が2つの銃器となっている。
消せないのかな……一生このまま……?
ぴく「大丈夫っすか?落ち着いてからでいいんすよ、戻ってくれって思えば元の腕に戻ってくれますから……!」
『……何か…やらかしましたよね……私』
コン「大丈夫。特に強い力を持った人は最初暴走しやすいんだ…むしろ暴走したから扱いやすくなるってのもあるからね、安心していいんだよ?」
安心してと言われても……暴走という言葉は私の心に重くのしかかる。
みんなの顔が見られない。
怖い………
ゾム「起きたんか。良かったわぁ……」
『!!ゾムさん……!』
私の頭に手を乗せてきたのはゾムさん。
グル「ゾム、怪我は無かったか?」
ゾム「おん。問題無しや……それよりもな、A……俺らはお前が仲間になるのを期待しとるグルッペンだってわざわざ名前を付けた位だ……だからそんな不安げな顔をせんでええねん……
な、俺らの仲間になってくれへんか?」
ロボ「そうそう!折角仲間になれるんだもん……それに出てってもいく宛ある?
俺らのあの家が君の帰る家になればいいなぁって思うよ!」
シャオ「そうだよ!俺らみーんな君の事気にいってるんだ!だから君で良ければずっとここに居てよ!」
エミ「私達が全力で貴方をバックアップします。奇跡の事も、これからの生活の事も。」
鬱「勿論学校だって通わすし、無理にここの仕事する必要も無いしな。もし嫌なら孤児院のミナミのとこ行ってもええしな」
コネ「けど俺らはAがいた方が嬉しいんや!そこは分かってくれてな?」
らだ「僕達だって全力のバックアップをするから、安心して欲しい……」
皆が集まって私を見る。
私を思ってくれてる……
応えたい。
恩を返したい
『……お願い…します……!!』
ラッキーYouTuber
M君
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作者名:哪託 | 作成日時:2019年5月29日 9時