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拾われた(no side) ページ3
〜今から2年前〜
2000人に1人
奇跡と言われる力を保有した人間が存在する
遺伝などは無く 先天性となる
奇跡持ちは基本政府にて管理されるが
それよりも早く気味悪がる親が子を捨てることが多い
それによりマフィやギャングなどに取られ
奇跡による犯罪は後を絶たない
政府により管理された奇跡持ちはエージェントとなり犯罪に手を染める奇跡持ちを討伐する
そして今回の件の奇跡持ちは、例にもよらず政府に提出される前に野に捨てられた少女
食べる物もの無く、羽織るものも無く、金も無い
行き場をなくした少女はふらつく足取りで
暗い路地へと足を運ぶ
『……お腹減ったよ…』
少女の齢は11
現在は冬の12月
薄手の長袖に長ズボン、靴は履いておらず
冬を越すには無理な格好だった。
人の来ないであろう路地に座り込み膝を抱える
幼い子供であろうとこの冬場を越す事が出来ないと悟り、動くことを諦めた。
寒さに耐えきれず目を閉じ意識が飛びつつあるその時、低く耳に残る声が聞こえた
「…ほんとに子供か……ロボロ、先に戻って部屋をあっためといてくれ」
ラッキーYouTuber
M君
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作者名:哪託 | 作成日時:2019年5月29日 9時