変わった女の子 ページ5
(月島side)
『芥川ぁあああ!!』
扉が閉まっているにも関わらず聞こえた女の人の怒号。
くせっ毛のある茶髪のロングで、パッと見は清楚系に見えるけど、黒を基調にした服。
パンツスーツぽい服装からして歳上?
けど顔はまだまだ幼く見えた。
少なくとも20歳より上には見えなかった。
それより小柄なのによく通る高めの声、西谷さんみたいな男らしさを兼ね備えた彼女はきっと仕事だと頼れる上司なのだろうと思った。
まぁ戻ってくるわけもないしと思って外に向かえば山口が待ってる。
忠「おはようツッキー!何だか機嫌がいいね!」
蛍「……五月蝿い山口」
忠「ごめんツッキー!」
機嫌がいい…確かに、あんな感じの玩具みたいな子、弄りがいがあって楽しそう…
僕は静かに口角を上げ、学校の体育館へ向かう。
(ここよりno side)
薄暗い部屋に芥川とAの2人でラジオを弄る。
敵マフィアの情報を探る為。通信機具のジャックを行う。
拾った音は雑音を含めたがとても正確な指示が飛んでいた。
"今回は失敗か"
"申し訳ありません"
"仕方ない、まだまだ使える駒はあるだろう"
"はい。対異能力用に、優秀な人材を集めます"
"次は……高校生を使うのか"
"若ければ順応しやすいかと思いまして…"
"目標は烏野高校……月島 蛍…本当に使えるんだな?"
"はい。色々順応し易い者と調べましたので"
"なら今日中にも……"
途中で、ブツリと音がした。
Aがラジオの電源を落としたのだ。
驚いた芥川が彼女を見やると額に青筋がたち、手がプルプルと震えていた。
『…まさかこうも簡単に目標と接敵できるとはなぁ……芥川、地図出せ。烏野高校、何処か調べろ』
芥川「!!……分かりました。」
今回ばかりは彼女が幹部になれる意味が分かった。
殺気。それはどの幹部にも匹敵する迄に、彼女の兄と同様の、獲物を狩るような目付きは。
流石の異能力者だと、芥川は痛感する。
芥川「……ありました。」
『よし、首領と兄貴に電話。敵と戦うことを連絡しとけ。場所は早いとこ見つけられそうだな。』
獰猛な笑みを浮かべる彼女を見て一息、芥川は溜息をついた。
何故、彼女が最弱幹部なのか、初めて理解が出来なくなった。
ラッキーアイテム
革ベルト
ラッキーメンバー
月島蛍
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彩葉(通行人F)(プロフ) - とても面白いです!!夢主ちゃん可愛いですね〜!慣れない敬語を使う時とか…最高です((((これからも頑張ってください! (2019年5月12日 22時) (レス) id: f6a5934cf3 (このIDを非表示/違反報告)
花蓮 - 作品はいつ頃に出来る予定ですか? (2019年5月2日 8時) (レス) id: 54d10b98b9 (このIDを非表示/違反報告)
花蓮 - 長々とすみません。宜しくお願いします!更新頑張って下さい (2019年4月30日 21時) (レス) id: 7c622531e3 (このIDを非表示/違反報告)
花蓮 - 中学の時バスケ部に入るが、全中の時「やはりこうなったか…才能に溺れる愚か者よ」こう言っている時瞳真っ黒になっている。力抑えているのでリコの目には原作通りのパラメータが映る。五感がかなり鋭くなっており、影の薄さを自由自在に操れる (2019年4月30日 21時) (レス) id: 7c622531e3 (このIDを非表示/違反報告)
花蓮 - 洞察力観察力がとても鋭く見抜けない事は無い。異能力は全て使えて黒子の姿のままで使える。普段は黒子の口調だが、素になると瞳が黒くなり尾崎口調になる。情報収集情報操作が途轍もなく得意。短刀、拳銃を持ち歩いている。素は誰も知らない設定 (2019年4月30日 21時) (レス) id: 7c622531e3 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:哪託 | 作成日時:2019年4月29日 15時