マフィアの彼女は烏に憧れて

宮城はとても寒い ページ4

『……着いたが……めちゃくちゃ寒ぃな…此処……手前は大丈夫なのかよ?咳…』

芥川｢…寧ろ楽だ。此方は空気が良いのだな。心配されずとも問題ない。｣


『くっそ可愛げのねぇ……』

芥川｢…貴様も同じだろう。女の癖して可愛げのない…｣

カチン。と頭でなった気がした。
落ち着け。ここで暴れたらマフィアに迷惑が掛かる。


『……んで、泊まる家は……マンション?賃貸か……ならまだいいか。先ずは食材買って飯を……』

芥川｢……料理できるのか。意外だな｣

『馬鹿にしてんのかコラ。こちとら女だぞ。』

そう言えば女だったなみたいな顔をしやがった芥川の飯にはハバネロぶち込んでやる。

兎に角立ち往生する訳にはいかないから拠点のマンションへ向かう。


芥川に鍵を開けさせていると、隣の部屋から人がでてきた。

｢行ってきます。今日夕方迄だから｣

｢けーいー!忘れ物!サポーター!!｣

｢嗚呼…ありがとう兄ちゃん、じゃ、｣



金髪の、背の高い男子。歳は…だいぶ近いな。
部活、とやらをやっているのだろうな。
兄弟もいるのか。私と同じだな…

と思っていたら目が合った


｢…あれ、お隣さんって居たっけ?｣

『!!あ、いや…少しの期間だけ、この部屋を借りることになった。中原と芥川だ……宜しく頼む』

｢……お隣の月島です。あと、もう1人、既に中行ったｹﾄﾞ、大丈夫です?｣

言われるがままに振り返れば芥川は先に悠々と中に入っていっていた。

『あの野郎…!!すまねぇな。んじゃあまた、会えたらな』

相手の、月島の返事も聞かずに私は部屋に入る。
おいてけぼりにしてすまん。会えたら詫びを入れておくから…

私はリビングに繋がる扉を開けると同時に叫んだ。


『芥川ぁあああ!!』

変わった女の子→←嫌な時間

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革ベルト

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月島蛍

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