14話 １週間 ページ17
喉元過ぎれば熱さ忘れる
なんて言葉があるが今がまさにそうだろう
大規模侵攻は結局一般人の死傷者はなし、建物の被害も０ではないが4年前に比べれば微々たるものだった
慣れているというか、この街は経験がある分立ち直りが速い
こういった被害からの立ち直り方を知っていると言ったらいいのか…
あれから１週間しか経っていないのにもう日常に戻りつつある
いつも通りの時間に学校は始まり生徒は思い思い、真面目だったり不真面目に授業を受けて休み時間になれば談笑する
何も無かったかのように
いや何かを忘れるように
大規模侵攻における一般人の死傷者は０だかボーダー内ではそうではない
少なくない人間がいなくなった
ボーダー提携校であったこの学校からも数人の人間が消えた
それは少なからずここに傷を残していった
それを取り繕っていた
かくゆう私もその中の一人だろう
いつも通りを装っている
でもあの日から変わったことといえば、この一週間私は全くボーダーに行っていない
ボーダー基地に行くことは同期の隊員に比べれば少ないが１週間も行かないなんてことはなかった
ここ最近私は学校が終わるとまっすぐ幼馴染の家に行っていた
ガチャ
織人「おかえりA」
A「ただいま織人」
私にとって織人の家は第2の実家のようなものだ
だから「ただいま」なのだ
織人「それじゃあ早速始めようか」
私が大規模侵攻なぜボーダーに行っていないか
それは…
A「第数回！今後の身の振り方会議ー！！！」
をするためである。
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雪見大福(プロフ) - これからも無理せず頑張ってください (2023年3月21日 3時) (
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作者名：謡井 光 | 作成日時：2016年10月11日 21時
