5 万里姉side ページ6
「ただいま戻りました」
万「ただいま〜っす」
話も終わりリビングの方に戻ると丁度万里が帰ってきたようだ。
玄関からは万里の声の他に少し高めの優しそうな声が聞こえる。
左「帰って来たみたいだぞ。月岡もいるっぽいな」
月岡・・・聞いたことある気がするけど。
なんこ前に万里が話してた気がする。危なっかしいとかなんとか…
「…あぁ!紬さん!」
紬「はいっ?!」
名前を思い出したところで思わず名前を叫ぶと丁度部屋に入ってきた紬さんはビックリしたのか裏返った声で返事をしてくれる。可愛い人だなぁ。
い「あ、案内終わったんですね。今丁度万里くんと紬さん、至さんが帰って来たところですよ」
「危なっかしい紬さんと見た目詐欺のゲーマーさんの至さんことたるちさん!」
綴「お二人の万里の評価ってことっすね」
…私ってば余計な事言ったかしら?
いや、これは完全に綴くんが悪いんだよね。全く、素直すぎるのもダメだぞ!!←
丞 「確かに紬は危なっかしいな」
幸 「流石インチキエリート」
至 「ばーんーりー?」
アハハ、とニコニコ笑う紬さんとは対称的に怖い顔で笑う至さん。
あぁ。うん、万里ゴメンね、お姉さんが悪かった。だからそんなに睨むなよ。
「あ、挨拶忘れてた。初めまして、摂津万里の姉の摂津千里です。色々あって今日からここでお世話になります」
紬 「あ、噂の。道理で似てる訳だね」
あら万里くんお姉さんの話してるの?可愛いじゃない。
至 「パシリにさせるこわい人」
「ばぁんりぃ?」
万 「デジャブかよっ。至さーん酷いっすよ」
そういう弟だよ。愚弟だもんね。
イケメンだし頭いいし運動神経よくて完璧だけどさ←
「お二人のことはよく聞いてます」
至 「俺らもよく聞く。だから万里はシスコンだってことがよ〜く分かってる」
万 「ったるさんんん?」
大丈夫。私も万里はお姉ちゃんが大好きなんだってことを知ってるよ!!!←
344人がお気に入り
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ