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20:設定って大事だよね ページ22

「暑ぃ…なぁヅラ水浴びしねぇ?」

ある初夏の日。
日差しはサンサンと照りつけ夏の始まりにしては暑すぎる気がする。

「ヅラじゃない桂だ。水浴びか、しても」

「良くねェよ」

縁側に座っていたAと銀時にいつもの調子で声をかけてきたのは高杉だ。

ピシャリと言った高杉にAは不思議そうな顔をしているがコイツ自分の設定を忘れたのだろうか。

「お前女なんだから、分かってんだろうな」

「あ」

Aの反応にやっぱり忘れてた、と高杉が深いため息をついたら数秒遅れて銀時が2人の元からズサァァと効果音がつく勢いで後ずさりする。

「は」

「なんだ銀時」

「…はあぁぁああああああああああああああああああああああああああああ?!」

銀時の叫び声に高杉は頭に手を当てて本日3度目の大きな溜息をつき。Aはうるさいと顔を顰めた。

「まさかとは思ったがやっぱりお前気づいてなかったのか」

高杉の言葉に瞬きを大きくしてから銀時はAの方を一瞬見て高杉に視線を戻す。

「…え、誰が女だって?」

「だからヅラが女」

「ヅラって」

「桂A。お前の目の前にいる奴のことだ。お前のつけたあだ名だろうが」

ですよねぇ。銀時はヘラヘラと笑って頭を搔く。

「ってえぇぇぇぇぇぇぇ!!」

流石に2回も叫ばれると鬱陶しくて高杉は思いっきり銀時の頭を叩いた。

「先生が買い物に出かけていてよかったな」

「地面に沈められるところだったぞ」

平然としている高杉とA。それと打って変わって未だによくわからないという顔の銀時。

「だってお前男物の着物きてるし」

銀時の言葉に2人は揃って頷く。

「言葉遣いも武士みたいだし」

「あぁ」

「女にしては強すぎだし」

「…そうかもな」

「男だろ」

「そ、」

それにもAは相槌を打ちかけて急いで否定をする。

「って女だと言っているだろう!!」

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茉莉(プロフ) - 宇治さん» めちゃくちゃ返信遅くてすみません!宇治さん、ありがとうございます!! (2019年5月5日 22時) (レス) id: 51e720f33e (このIDを非表示/違反報告)
宇治(プロフ) - こんばんは、宇治です。女の子要素無しの夢主、良いじゃないですか…!!好きです。とても。更新頑張ってくださいね!応援してます! (2019年4月15日 0時) (レス) id: c046a70699 (このIDを非表示/違反報告)
茉莉(プロフ) - 赤蛮奇さん» ですよね!幼少期はみんな可愛いですけど高杉の可愛さは異常…!ありがとうございます (2019年4月4日 12時) (レス) id: 51e720f33e (このIDを非表示/違反報告)
赤蛮奇 - 幼少期高杉ヤバイですよね!アレはもう犯罪級ですよね!更新頑張ってください楽しみにしてます! (2019年4月3日 2時) (レス) id: 2a668a49bb (このIDを非表示/違反報告)
茉莉(プロフ) - (о´∀`о)さん» ありがとうございます! (2019年3月24日 19時) (レス) id: 51e720f33e (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:茉莉 | 作者ホームページ:p://  
作成日時:2019年3月24日 9時

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