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17:松陽と○せんせーって先生としてどっちが上だと思います? ページ18

_____それから一月

更地だった土地に骨組みが出来上がると青空の下で授業は再開されていた。

その合間に塾の建て直しは進めている。

ここに通う生徒の親達や例の狐も手伝ってくれたおかげでほとんど完成に近づいた。

「人の力というのは凄いですね」

「本当にもう一回立っちまうとは…」

屋根までつくといよいよ四人はAの家に戻るのもやめ、夜にも作業するようになった。

「あとはこれだけか」

"松下村塾"
松陽の達筆な字で書かれた木の看板を門にかければ完成だ。

「松下村塾。二号の完成です」

満面の笑みで三人と一匹の方を振り返った松陽に三人も満面の笑みを浮かべ、一匹は嬉しそうに一声鳴いた。

「これでようやく勉学と剣術に集中して励むことが出来ますね。みんなもお疲れ様でした」

一人一人の前に立つと髪をひと撫でしてから松陽は緑色の冊子の本を渡す。

「建物の再建築の合間に実は作っていました」

渡された本を開けば松陽の字が沢山並んでいる。
三人はお互いのも見たが内容は同じで、しかし全て手書きの文字は所々違かったりして手作りなのがよく分かる。

「先生、これ」

「これから授業で使う教科書です。まだ全員分は出来てないのですが君達だけには先に渡そうと思いまして」

パラパラと最後のページまで捲るとそこには一人一人に宛てたメッセージがある。

「私が君達に出来ることは全てしてあげたい。それはまず第一歩です」

夜遅く、三人が寝たあとも塾の建て直しを進め更には手書きの教科書まで作り上げる。

松陽の塾への思いがとても伝わってくるものだった。でも

「先生、少しは休んでください」

「先生がぶっ倒れたら元も子も無いわけだし」

生徒としてはいくらなんでも心配になる。
ちゃんと寝ているのか。その目の下にはクマはないが隠しているのではないか。

「大丈夫です。分身の一つを休ませておきました」

そんな心配をしている三人に松陽は笑顔で答える。

っていうか、

「先生って分身出来たのか?!」

「っていうかそれは○せんせーだ!!」

「また勝手に俺のジャンプ読んだだろ」

18:ヅラじゃない桂だ!→←16:幼少期の高杉の可愛さって異常なものがあるよね



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茉莉(プロフ) - 宇治さん» めちゃくちゃ返信遅くてすみません!宇治さん、ありがとうございます!! (2019年5月5日 22時) (レス) id: 51e720f33e (このIDを非表示/違反報告)
宇治(プロフ) - こんばんは、宇治です。女の子要素無しの夢主、良いじゃないですか…!!好きです。とても。更新頑張ってくださいね!応援してます! (2019年4月15日 0時) (レス) id: c046a70699 (このIDを非表示/違反報告)
茉莉(プロフ) - 赤蛮奇さん» ですよね!幼少期はみんな可愛いですけど高杉の可愛さは異常…!ありがとうございます (2019年4月4日 12時) (レス) id: 51e720f33e (このIDを非表示/違反報告)
赤蛮奇 - 幼少期高杉ヤバイですよね!アレはもう犯罪級ですよね!更新頑張ってください楽しみにしてます! (2019年4月3日 2時) (レス) id: 2a668a49bb (このIDを非表示/違反報告)
茉莉(プロフ) - (о´∀`о)さん» ありがとうございます! (2019年3月24日 19時) (レス) id: 51e720f33e (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:茉莉 | 作者ホームページ:p://  
作成日時:2019年3月24日 9時

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