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16:幼少期の高杉の可愛さって異常なものがあるよね ページ17

「せんせー!これはどこに運ぶの?」

「先生!お父さん連れてきた」

「お父さん?!なんで!?」

「大工さんだもーん」

松下村塾が燃えてなくなってしまってから数日。
新たな土地も見つけてようやく更地にする所まで来た。

そこにはみんなの元気な声が飛び交う。

「先生、なんで建物の設計まで出来るんですか」

「一通り勉学はかじる程度には学びましたから」

「かじる程度を超えてますよね」

あっという間に建物を作るのに必要な設計図に必要な材料に、そういうのを諸々書き出してしまった。

「趣味ですよ」

「先生、ちょっと私分からないです」

Aは指示を出す松陽の隣で指示出しの手伝いをしている。松陽がAはこういうのきっと得意ですよ、と言うのでやらせてもらうことにした。

「これはどこだ?」

「それは右奥の方だ。とりあえずまとめておくだけで構わないからな」

やってみればこれが案外やはり性に合っているようで精が出る。

「桂、これは?」

「それは…銀時が居るところだな」

「げ、アイツの所かよ」

「また喧嘩でもしたか?」

朝から暗くなるギリギリまでを今建てているところで過ごし、夜はAの家で過ごすという日々を最近は送っているがその間も高杉と銀時はよく喧嘩していた。

「別に喧嘩なんてしてねぇよ」

「仲良くしなくてはダメだぞ。お前はそう頑なだから友達が出来んのだ」

そういうお前はどうなんだ、高杉が聞こうとした時Aの名が遠くから呼ばれる。

「という事だ。高杉も早く作れよ」

そう言い残してAは呼ばれた方に行ってしまいポカーンとした高杉だけが残された。

「なんだよアイツ…」

「もしかして、嫉妬ですか?」

背中を黙って見送った高杉のことを松陽が笑顔で覗き込む。

「な、まさか」

「そうですか?Aが取られて寂しい、って思ってるように見えましたけど」

「ちがっ」

「まぁ違うのなら私や銀時が取ってしまっても、文句はありませんよね?」

高杉が反論する前に松陽は重ねるようにして笑顔で言う。

その顔はとても愉しそうで、と言うより実際松陽は楽しんで言っていた。

「俺には関係ねェ…」

「そうですか」

結局意地を張り通す高杉を見ると松陽もAの背中を追って去っていった。

17:松陽と○せんせーって先生としてどっちが上だと思います?→←15:火遊びは危ないのでやめましょう



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茉莉(プロフ) - 宇治さん» めちゃくちゃ返信遅くてすみません!宇治さん、ありがとうございます!! (2019年5月5日 22時) (レス) id: 51e720f33e (このIDを非表示/違反報告)
宇治(プロフ) - こんばんは、宇治です。女の子要素無しの夢主、良いじゃないですか…!!好きです。とても。更新頑張ってくださいね!応援してます! (2019年4月15日 0時) (レス) id: c046a70699 (このIDを非表示/違反報告)
茉莉(プロフ) - 赤蛮奇さん» ですよね!幼少期はみんな可愛いですけど高杉の可愛さは異常…!ありがとうございます (2019年4月4日 12時) (レス) id: 51e720f33e (このIDを非表示/違反報告)
赤蛮奇 - 幼少期高杉ヤバイですよね!アレはもう犯罪級ですよね!更新頑張ってください楽しみにしてます! (2019年4月3日 2時) (レス) id: 2a668a49bb (このIDを非表示/違反報告)
茉莉(プロフ) - (о´∀`о)さん» ありがとうございます! (2019年3月24日 19時) (レス) id: 51e720f33e (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:茉莉 | 作者ホームページ:p://  
作成日時:2019年3月24日 9時

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