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まんまと騙された…。
可愛く首を傾げて笑うから私は許してしまう…。
あぁ… この人にどうしても弱い…。
JM「ねぇ、A?顔…よく見せて?」
「あ、いや、ちょっとダメ…。」
JM「フッ いや、もう入ってくる時に見たし。」
「え、じゃあ何で言ったのよ!」
JM「…泣き腫らした理由聞きたいから。」
急にいつもとは違う低い声で言うからドキッとしてしまう…。
「…。」
JM「教えて。聞くまで帰らないよ。」
「…さすが やり手営業マンだね〜!」
JM「茶化してもダメ。」
「…。もぉ…。わかったよ…。確かにホソクさんに言われて凄く堪えたの…。」
JM「うん…。」
「私が反対の立場なら絶対に嫌だから…。」
JM「うん。」
「いつもなら きっとしない…。」
JM「うん…。」
「カレーだってあげようともしないと思うし部屋にも上げない。テヒョンくんももちろん上げない。だって 躊躇したの…。上がってもらう時…。でも どうぞって上がって貰ったのは私…。やっぱり 嬉しかったから…。久しぶりにこんな偶然 凄いとも思ったし…。」
JM「うん…。僕だって驚いたよ。まさかって思った。ちょっと嬉しすぎて舞い上がって強引に上がっちゃった気がする。それは申し訳なかったと思ってる…。でもさ さっき Aも言ってたけど いつもならAはしなかったんだよ。彼と上手くいってたら こんな風に仲良くしてくれなかったと思うんだよ。オレもテヒョンもAが寂しくしてるのをチャンスだと思った。ずっと憧れてた女の子と再会出来て 浮かれない訳ない!しかも 彼と上手くいってないなんてチャンスの何物でもない!そう思った。それに やっぱり嬉しくて…。近付けば近付くだけ もっともっとって欲も出るし顔が見たくなるし声が聞きたくなるし関わりたくなる。こんな気持ちにならないのか?って彼に言いたくなるし それならオレが貰いたい!そう思った。ずっと ずっと ずっと好きだった。高校入学してすぐの頃からずっと Aの事が大好きなんだ。昔の話じゃない。ずっと今も続いてる話なんだ。ずっと見てただけだった。話したかった。それが叶ったんだ。ねぇ…オレなら寂しい思いなんてさせないよ?いつも傍に居る。いつでも笑顔にする。幸せにする。いっぱい…もういいって言われても愛すよ?それでもオレじゃダメなの?オレにしろよ…。ねぇ…そんなに泣かないで…?その涙の意味は何?オレはどんな君も愛せる自信があるから教えて…?」
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作者名:400 | 作成日時:2022年9月21日 12時