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カーテンの隙間から射し込む光で目が覚めた
休みだからまだ寝ていたかったのにな…
喉が渇いてたから冷蔵庫に水を取りに行ってスマホを見ると夜中にミナからカトクが届いてた
『明日 空いてる？
聞いて欲しい…』
たぶん彼氏の事だなと思ってカトクする
『今日って事だよね？
空いてるよ
どうする？』
午後からミナの家で会うことになったから早めに洗濯して掃除しちゃおう
ひと通りの掃除が終わって出掛ける準備を始める
何となく明るい目の色の服は避けベージュとブラウン系で纏めメイクもベージュとブラウン系の落ち着いた色にした
胸まであるパーマのかかった髪は仕事では1つに纏める事が多いから休みの日ぐらいは下ろして行こう
準備が終わって時計を見ると意外と時間が余ってる
早めに出てミナの好きな駅前のケーキ屋さんでケーキを買ってから行こう
バッグの中を確かめ部屋の鍵を持ってドアを開けた
あ…お隣 誰か入るんだ…
2週間くらい前から空室だった私の角部屋の唯一のお隣さん…どんな人か気になるけどジロジロ見れないし気にしてないフリをして駅前に向かった
ミナの好きなお目当てのケーキは無かったけど高校の時からの付き合いだから好みはわかる。ミナ好みの新作ケーキと私の好きないちごタルトを買って ミナの家は私の最寄り駅の5つ先
予定通りの時間に着いてチャイムを鳴らすと思った通りの暗い顔…
特に泣いたような目はしてないけど…
MN「上がって」
それだけ言うと いつも通りリビングに入っていった
私も続いて入ってケーキを勝手に冷蔵庫に入れる
「お昼食べた？」
MN「ううん。まだだよ。」
「どうする？食べに行く？」
化粧はしてたから一応聞いてみると
MN「うん。駅までの道に出来たイタリアンに行きたい。」
「あぁ！出来てたね。いいね！行こ！」
出掛ける余裕も食欲もあるなら大丈夫そうだな…
今日は愚痴を聞けばいいのかな？
そう思ってたのにイタリアンでセットのサラダをフォークでつついて食べながら
MN「別れたわ…。」
とミナが言った
まだ付き合って確か半年くらいだったと思う
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作者名：400 | 作成日時：2022年9月21日 12時
