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砂浜を歩き始めてすぐ 慣れてないからふらついてしまった
そしたらユンギさんが片手で私を抱き留めてくれたけど勢いで私がユンギさんの胸に倒れ込んで抱き留めて貰った
一瞬の事で時間が止まったようにユンギさんの胸の中に収まってて ユンギさんの匂いと温もりに包まれそうになって驚いて離れた
離れたのにユンギさんが そのまま私の手を取った
驚いて顔を上げると
SG「ﾌｯ 危ないからな！」
って優しく笑い手を引いて歩き出す
「…うん。」
って返事するのが精一杯の私…
そんな顔で笑われたら勘違いしたくなるよ…
まるで特別みたいに扱ってくれて私との時間を楽しんでくれてるよね？
鼻の奥がツンとした時に
SG「デート日和じゃん！」
って嬉しそうに言った…
もう 涙が溢れ出してて止まらなくなってた…
だってあの日の光景が目に浮かんじゃうから…
私はまた 弄ばれるのかな…
大切に想われてると思ってたのに 簡単に扱われたりしちゃう…
何でも言いなりみたいになっちゃう私も私なんだけど…
ダメだな 私って…
大事に思いあって 大事にしたくて 大事にされたいのにな…
ユンギさんが涙を流す私に気づいて嫌だったのかと聞いてくる
嫌なはずがない…
首を横に振ると
今度は体調を心配される
また首を横に振ると少し考えて何か思い出したかのように話し始めた
SG「昨日 ジウォンが遅刻しそうになったから走ってきたって言ってたんだ。理由聞いたら俺のせいだって言うからさ どういう意味か聞いたらAが俺の話をしてたからって…」
「……｡」
SG「俺に彼女が居るのかも いい感じの人が居るのかもって言ってたって言ってたんだけど…」
「……。」
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作者名：400 | 作成日時：2022年11月24日 6時
