【歌い手】嘘つきな歌い手��

嘘つき１１３ ページ13

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貴方side


音楽室に戻り、スタッフさんやカメラマンに

渉が貧血だった事を伝え、撮影を再開してもらった。


最初の皆の空気は気まずい感じだったけど、

最終的に楽しく出来たから良かったな。



...渉もいて欲しかったな、

なーんて。


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音楽も終わったので、部屋に直行( ˙꒳˙ )


いやぁ、無茶ぶりさせられて気が重いよ。。



ドアを静かに開けると、

スースーと規則正しい寝息が聞こえてくる。



なんだ。

寝てるのか。


と、ベッドに近づく。



案の定渉は寝てたのだけれども。



貴『何で...泣いてんの...。』


その目は涙で濡れていて、

光が反射してキラキラと光っていた。



そっと渉の髪を撫でると、

「ん...」

と声を漏らし、起き上がる。



...起き上がる...？



.....逆にすごいね...。


起きてすぐに起き上がれるって...。。



う「あれ...。

あ、もう終わったんだ...。

...変な夢...(ﾎﾞｿｯ)」


寝起きのせいか声が低くて...、



.....


低い声＝死音のキュンポイント


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うらたぬきside


Aと坂田が同時に部屋から出て行き、

何となく暇になった。


とか思ったら寝てました←



その時に、変な夢を見た。



...ある女の子が、Aと遊んでる。


声をかけてもその子とAは振り返らず、

どれだけ追いかけても2人は遠くに行ってしまう。



その後ろ姿に、何も声を掛けることが出来なくて、

膝をついて目を手で抑えて泣いた。



しばらく1人で泣いていると、

前に誰かがいる気配がして、

次の瞬間、頭に暖かい物が乗った。


それは手で、その手はゆっくりと俺の頭を撫でた。



そこで目が覚めた。



起き上がり目を開けると、そこにはAがいて、

こちらを見ていた。






あの夢は、何だったのだろう。


さっきと同じような嫌な予感。




あの女の子。


見た事あるかも。



てか俺、最近A Aって、



.....Aがいないと生きてけないかも。←




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