炎虎が十匹 ページ10
バンッ
そんな音で目を覚ます。
むくりと起き上がると、黒い服を着た人がいっぱい居た。
「……見なかったことに…」
国木田「A！起きたならお前も…」
「うぇ…！？無理ですよこんな強そうな人…！！」
黒い服の人達は容赦無く銃を撃ちまくる。
窓が割れ、破片が外へ飛び散る。
僕は即座に物陰に隠れたので無事。小さいって便利。
あ、でも近くに来た人はとりあえず殴ったよ。
「怖かった…何あれ怖……」
襲撃は、国木田さんや賢治さんのお陰で無事撃退した。但し、書類や本は散らかり放題、窓も割れ、壁には銃弾が埋まっている。
そこかしこに気を失った武装組織の方々。
ぽい、と窓から武装組織の方々を捨てていく賢治さんと与謝野さん。ブツブツと業務予定がどうとか呟く国木田さん。騒ぎに駆けつけたが入口で突っ立っている敦さん。乱歩さんは座っていた机から降りて歩き出した。
乱歩「国木田くーん、僕そろそろ'名探偵'の仕事に行かないと」
国木田「名探偵？ああ、例の殺人事件の応援ですか」
乱歩「そう。警察がね、世界最高の能力を持つこの名探偵乱歩さんの助言が欲しいって泣きついてきてさ」
名探偵…？乱歩さん、名探偵なんだ…
殺人事件の応援…大変そうだなぁ…いや、名探偵なら造作もないか
「…あれ？敦さんと乱歩さんは…？」
国木田「とっくに向かったぞ。ぼーっとしている暇があるなら手伝え」
「は、はーい…」
背が小さいから物を持って国木田さんの隣に待機、国木田さんが棚にしまうという作業を繰り返す。
昨日の今日なのでちょっと疲れた。
与謝野「大体片付いたねェ…」
「そう…ですね…」
国木田「少し休め、疲れただろう」
「…お言葉に甘えて…」
片付けをしながら国木田さんと沢山お話した。
意外と優しくて、お疲れ様って頭を撫でてくれた。
今度ご飯を作ってくれるらしい。
お野菜たっぷりがいいなぁと言ったら快く了承してくれた。
与謝野「何か飲みたいものでもあるかい？」
「うーん……こーひー？というのが飲みたいです」
国木田「意外と大人だな…」
与謝野「甘さは？」
「うーん…甘くしてください」
与謝野「はいよ、ちょっと待ってな」
「ありがとうございます…！」
国木田「…飲んだことないのか？」
「打たれる栄養剤だけで充分でしたから…」
国木田「……ハァ…もっと食え…」
「頑張ります…」
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Dear(プロフ) - 碧さん» わああ、コメントありがとうございます！もっとヘタレっぽく出来るよう頑張ります！ (2017年4月22日 22時) (
レス) id: a2ea66f91f (このIDを非表示/違反報告)
碧(プロフ) - ヘタレ大好物です！！更新頑張ってください！！ (2017年4月22日 21時) (携帯から) (レス) id: 7096e0dc28 (このIDを非表示/違反報告)
Dear(プロフ) - ポッキーズヴィｰヅさん» コメントありがとうございます！(´ヮ｀*) (2017年4月15日 14時) (レス) id: a2ea66f91f (このIDを非表示/違反報告)
ポッキーズヴィｰヅ - 夢主君可愛い…癒されます(*´∇｀*)続き楽しみに待ってます！ (2017年4月15日 13時) (レス) id: 2edc2cd451 (このIDを非表示/違反報告)
Dear(プロフ) - くろねこさん» えぇ！？すみません(´ヮ｀;) (2017年4月10日 17時) (レス) id: a2ea66f91f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：Dear | 作成日時：2017年4月5日 21時
