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▽ ページ9
A「え、えーっと、？」
cn「あ、俺新入生のチーノって言います！」
A「チーノ、くん？」
cn「そうです！！」
名前を呼んだだけで、ぱぁあっと明るい笑顔を見せる彼
大きな身長にしては可愛らしい後輩である
A「えっと、ごめんなさい、」
cn「あっ……そうですよね………こんないきなり知らない人に告白されても、驚かせちゃいましたよね、」
そういってしゅんとした表情をするチーノくんに少しだけ罪悪感を感じる
A「それもあるけど……、その、私、彼氏とか作る気ないの、だから、ごめんなさい」
cn「……ホンマに？ほんとは、彼氏いるとかじゃないんですか？」
um「嘘でも本当でもどこの誰かも知らんやつにAは渡さんけどな？？？」
cn「だから1年生のチーノですってばぁ！先輩！」
A「彼氏はいないよ、ほんとに」
um「まぁ、死ぬほど可愛がってる推しはおるけどな」
A「それはそうなんだけど」
cn「…推し、？」
um「多分この学校にいたらそのうち嫌でも分かるで、」
cn「へぇ……まぁ、でも"推し"なんでしょ？」
A「まぁ、？」
cn「それなら別に関係ないでしょ、……俺、絶対先輩に好きになってもらいますから、覚悟しといてくださいよ？」
不敵に笑ってそう宣言した彼に手を勢いよく握られる
勢いに押されるまま、その手を呆然と見つめることしかできなくて
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作者名：蒼空 | 作成日時：2023年8月18日 22時
