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ut 視点
rbr「え、すご、マカロンハート型やで、めちゃくちゃ器用やん」
昼休み、そう言いながら朝にAちゃんから貰ったマカロンを食べるロボロ
ちなみに俺が貰ったマカロンは既に俺の胃の中である
普通に美味しかった
ut「え？ハート型やったん？」
rbr「え、大先生のはちゃうの？」
ut「俺普通の丸いヤツやったで？………良かったやん」
やっぱり、ロボロのだけ赤ではなくピンク色リボンだったのたまたまやなくて、目印だったんか
それに気づいた途端に、ロボロの頬が真っ赤に染まる
rbr「………まじで？」
ut「分かりやすいやつやなぁ、」
こんだけわかりやすかったら、Aちゃんだって、ロボロの気持ちに気づいているだろうに
そう思いながら、今度はAちゃんのところに向かう
理由は単純、面白そうだから
ut「やっぱ、ロボロのやつ特別やったんやなぁ、リボンの色も一つだけピンクやったもんな」
A「まじで大先生目敏すぎ」
ut「恋する乙女やなぁ、って」
そこまで言うと、Aちゃんはこてりと首を傾げ、不思議そうな顔をした
A「え？何言っとんの？ほんとは全部ハートにしたかったけど、上手くいかなくて、上手くいったやつをロボロのに入れただけやで？」
A「可愛いロボロにはハート型ぴったりやん、」
ut「そうですか………」
けれど、真顔でそう言ったAちゃんの瞳に動揺が滲んで見えた
ut「本気でロボロのこと、推しだとしか思ってないん？」
A「……ロボロは、推しやで？」
あぁこれは、海未ちゃんのこと馬鹿に出来ないくらい鈍感なんじゃないか？
それとも、俺と同類で、思ってもいない嘘の言葉を吐いて、誤魔化すのが上手いのか、
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作者名：蒼空 | 作成日時：2023年8月18日 22時
