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rbr「Aはその気はないかもしれんけど、俺はAのこと本気で好きやで？」
予想外だった
だって、出会ったばかりの時は、ロボロだって恋愛なんて興味が無いと、言っていたはずなのだから
だからこそ、私はロボロを選んだのだ
rbr「別に今すぐ返事なんていらんから、」
rbr「でも、ちゃんと考えてや？」
そうにこりと笑ってロボロが目の前からいなくなる
A「……………言い逃げとか、ずるい」
だからと言って、きっと今すぐに同じ"好き"を返すことはきっと、怖くてできなかったのだろうけれど
ut「ついにロボロが動いたみたいやなぁ？Aちゃん」
A「…盗み聞きとか趣味悪いで、大先生」
ut「で、どうするん？」
A「絶対楽しんでるでしょ、」
ut「ばれた？話くらいは聞いたるやん、許して？」
A「……いつからだろうね、可愛い可愛い言ってるうちに、ほんとに好きになっちゃった」
ut「へぇ」
へらりと笑う大先生は、きっと、もっと前から気づいていただろう
A「ずっとね、推しだって誤魔化してきたけどね、好きなんだよ、」
ut「なら、次にやるべき事は分かってるやろ？」
A「そうやなぁ、まずはいくつか、見ないふりしてたことを片付けないと」
ut「Aちゃんが鈍感じゃなくてよかったわ」
A「海未みたいに、素直で可愛い女の子になんて、一生なれんよ」
眩しい太陽のような彼女のように綺麗な心は持ち合わせていないから
ut「Aちゃんも、十分可愛い女の子やけどなぁ、」
A「外見だけな」
もしも、全てが完璧ならば、最初からこんなことにはなってなかったんだろうけれど
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作者名：蒼空 | 作成日時：2023年8月18日 22時
