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rbr 視点
rbr「A？」
A「どうしたん？ロボロ、書類なら、もうちょっとで終わるけど、」
やはり、おかしいのだ
目すら合わないなんて絶対おかしい
rbr「なぁ、俺、今日かわいくない？」
様子を伺っているらしい大先生とゾムが大爆笑しているのがここからバレバレだが、今はそれどころではない
rbr「今日、なんかAなんも言わんやん、」
A「…………ごめんな、ずっと迷惑かけて、もうロボロに構うの辞めるから」
rbr「なんで？俺、迷惑だなんて1ミリも思ってないで？」
書類を捌く手が、やっと止まって困惑した瞳と目が合う
rbr「やっとこっち見た、」
A「ロボロ、？」
rbr「俺、知っとるよ、Aが本当は俺のこと別に可愛いなんて思っとらんの」
rbr「なんか理由があるんやろ？」
僅かに見開かれたすみれ色の目が揺れる
気づいていた
あんさんの"好き"が、自分と同じものでは無いことに
"恋人なんて要らない"と、そう言い切る彼女に、きっと何かあったであろうことに
A「………わたし、ロボロのこと利用してた、」
rbr「うん」
A「誰かに好かれて、面倒なことになるのが、怖かったから、」
A「絶対振り向かないって、わかるようにアピールすれば、良いって思ってたの」
rbr「そっか」
A「巻き込んでごめん、」
rbr「別に、ええよ、それでAが守れるなら」
Aが、傷つかないならそれでいい
rbr「でも、１個だけ、聞いてな？」
A「うん、？」
rbr「Aはその気はないかもしれんけど、俺はAのこと本気で好きやで？」
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作者名：蒼空 | 作成日時：2023年8月18日 22時
