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▽ ページ31
sho「A、ごめん、昔のこと、あいつらに話した」
A「いいよ、しゃーないやん、どうせ大先生あたりに詰め寄られたんやろ？」
あの噂が広まっているということは、いつかはシャオロンに辿り着いてしまうことはわかっていたのだ
色んな女の子と繋がりがある大先生なら、きっといつか気づくだろうと思っていた
A「そんな気にせんでや？シャオロンは被害者やろ、」
sho「それ、あいつらにも言われた」
A「ほら、シャオロンはなんも悪くないんやて」
優しいシャオロンが、私のことを気にしていることはわかっていた
sho「なぁ、A？俺らとおって、楽しい？辛くない？」
A「なんで？」
sho「やって、A、元々俺らみたいにうるさいタイプ苦手やろ？無理して合わせてるやん」
確かに、シャオロンの言う通りなのだ
シャオロンが知っているように、中学時代の私から考えれば今の自分はありえない
A「私ね、無理してみんなに合わせてるわけじゃないよ」
A「この性格なら、この立ち位置なら、攻撃されないって思ってたの、」
A「結局、私はみんなを利用してただけなんだよ、コネシマのこと、笑えないくらい心無くて利己的な人間だから」
みんなが知っている、優しい優等生の"香月 A"なんて、最初からどこにもいないのだ
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作者名：蒼空 | 作成日時：2023年8月18日 22時
