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sho 視点
全ての始まりは、俺がAに告白したことからだった
まぁ、断られたんやけど、
「私じゃ、シャオロンくんには釣り合わないよ」なんて、申し訳なさそうに言われて
別に、それで終わればただの俺の失恋で終わったのだ
それだけで終わらなかったのは、自分で言うのもアレやけど、俺が女の子に割とモテてたから
俺の事を好きだった女の子の一人が、Aにシャオロンを取られた、と大騒ぎした
「私がシャオロンくんのこと好きだって知ってたくせに」
「それなのに、シャオロンくんのこと誑かすとか、最低」
そんな言葉が、噂となって他の人へと伝わっているうちに、どんどんと事実は歪曲された
「大人しいフリして、あの子、男寝取ったらしいよ」
「人の彼氏奪ったんでしょ、最低」
そのせいで、Aの学校生活は壊されていった
そのうち、耐えきれなくなり不登校になり、
そして、2年生になる頃にはAは転校してしまった
sho「俺が、面倒な女に好かれてること知っとったのに、なんも考えずに告白したせいで、Aが、壊れたんや、全部、俺のせいなんや、」
kn「シャオロン、お前そんな馬鹿だったん？お前なんも悪くないやん、」
um「Aに惚れるのはしゃーない、やって天使やもん、悪いのは意味わからん噂広めた女やん？」
sho「で、でも！」
ut「Aちゃんやって、シャオロンのこと悪いやつやと思っとらんからずっと一緒におったんやろ？Aちゃんなら、嫌いなら嫌いってはっきり言うやろ」
sho「……お前ら、Aのこと、分かっとらんよ」
sho「ずっと黙っといてって、言われとったけど………あいつ、元々あんな性格やないし、俺らが考えてるより、ずっとずっと脆いで？」
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作者名：蒼空 | 作成日時：2023年8月18日 22時
