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ut 視点
cn「大先生、Aさん、怪しいと思いません？」
ut「あー、まぁ完璧な白ではないよな、」
グルッペンがずっと待っとった科学者、
しかも実力はあの威力の爆薬を開発できるレベル
そんな訳でAは幹部として信用されはじめたものの、実際にスパイの類いではない、という疑いが晴れたわけではない
まぁ、ゾムやショッピくんも怪しんどるみたいやし、欺いているとしたらバレんのも時間の問題やと思うけど
cn「いつもはコネシマさんが真っ先に怪しむんですけどねぇ、昔馴染みだからってすーぐ警戒解いちゃって、」
ut「士官学校時代から変わってない確証なんて、ないのにな」
人なんてすぐに裏切るんや
人一倍警戒心が強いシッマが、それを分かってないはずがないだろうに
cn「やから兄さん、Aさんに自白剤飲ませません？」
ut「は？……そもそも、自白剤管理しとんのAちゃんやろ、それに、グルッペンが許可するわけ、」
cn「許可は貰いましたよ？"そんなに確かめたいなら自白剤くらいなら使ってもいいゾ！…傷つけるのは許さないが"、だそうです」
自白剤を飲ませても何も無いと判断するほど、グルッペンは信用しとるのか
なんでそんなに信用できるんや、わからん
cn「自白剤は…まぁ、俺に任せとってくださいよ」
自信ありげにそう言ったチーノは本当にAから自白剤を貰ってきた
チーノ曰く、「観光客に使う言うたら、全く疑われんで貰えましたわ！」…らしい
まぁ、身内に自分で作った自白剤飲まされるなんて普通考えんよな
ut「あ、Aちゃんやん、偶然やな、コーヒー飲みにきたん？それなら、ついでに淹れたるわ」
ま、偶然を装ってキッチンで待ち伏せしとったんやけど
A「ありがとな、大先生」
ut「じゃあマグカップ貰うわ」
マグカップに睡眠薬を入れて、コーヒーを注ぐ
ut「最近どうや？ここの生活に慣れた？」
A「まぁ、それなりやね、」
コーヒーを飲んで、しばらくすると話しているうちにAは眠ってしまった
チーノに連絡をとる
ut「チーノ、どこ連れてけばいい？」
cn「拷問室で待ってますよ、」
拷問室なぁ……あんまり怖い目には合わせたくないんやけど
ut「じゃあ、すぐ行くわ」
俺でも持ち上がるほどAの身体は軽かった
ロボロの監視カメラに映らないように既に細工はしてある
真夜中、静かに俺は拷問室へと向かった
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蒼空(プロフ) - ムメイさん» こちらこそ読んでいただきありがとうございます、コメント嬉しいです！ (2023年3月2日 15時) (
レス) @page31 id: 2f72767796 (このIDを非表示/違反報告)
ムメイ(プロフ) - 良くも悪くも各々の人間性が強く感じ取れる自体が好きです。素敵な作品をありがとうございます。 (2023年3月1日 21時) (レス) id: fe43882e7d (このIDを非表示/違反報告)
ムメイ(プロフ) - 小さい頃に🌀と結んだ約束に真剣に向き合う誠意ある夢主の働く姿に惹かれました。夢主と過去に関わりがある面子が、ずっと彼女を慕っている事実にも胸がすくわれるような気持ちになりました。 (2023年3月1日 21時) (レス) id: fe43882e7d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：蒼空 | 作成日時：2023年2月21日 21時
