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A「……ゾム、いつまでそこで見てるつもりや？」
zm「流石やな、構ってぇや」
そう言ってダクトの中からゾムがするりと降りてきた
いつからそこで見ていたんだか……
A「ちょっと待ってな、」
さっきまで読んでいたS国からの手紙をゴミ箱に捨てる
zm「それ、なんやったん？」
A「ちょっとな、ゴミやゴミ」
zm「S国……お前、裏切る気やないよな」
A「何言っとるん、グルッペン裏切るくらいならﾀﾋぬわ」
zm「ならええけど」
"世界一の爆薬を開発した科学者"
そりゃあ、欲しいと思う国もあるだろう
実際、S国以外からも勧誘の手紙が幾つか届いた
我々国以外に忠誠を誓う気は全く無いが
A「外騒がしいな、」
zm「シッマとシャオロンやな、俺らも混ざりにいくか！」
A「えぇ……」
この国で内ゲバは日常茶飯事である
最初は驚いたが、今はもう慣れてしまった
zm「ちゃんと掴まっとってな！」
A「え、」
身体が突然宙に浮く
ゾムは私を抱えたまま外へと飛び降りた
A「おま、ここ……3階やぞ！？」
zm「舌噛んでも知らんで？」
それは困る、でもせめて事前に言って欲しかったかな
kn「おぉ、ゾム！……お前、A抱えて飛び降りてきたんか！？」
A「お願いだから、飛び降りるなら先教えて欲しかった……心臓止まるかと…」
zm「考えとくわ！」
sho「いや、やめてあげて？」
A「もっとゾムに言ってや、シャオロン」
sho「慣れた方が早いで」
A「諦めんな」
ぎゃあぎゃあと騒ぎながら本物のナイフが飛び交う
なんだかんだ、この雰囲気に慣れ始めている自分はこの軍の一員なんだなぁと感じた
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蒼空(プロフ) - ムメイさん» こちらこそ読んでいただきありがとうございます、コメント嬉しいです！ (2023年3月2日 15時) (
レス) @page31 id: 2f72767796 (このIDを非表示/違反報告)
ムメイ(プロフ) - 良くも悪くも各々の人間性が強く感じ取れる自体が好きです。素敵な作品をありがとうございます。 (2023年3月1日 21時) (レス) id: fe43882e7d (このIDを非表示/違反報告)
ムメイ(プロフ) - 小さい頃に🌀と結んだ約束に真剣に向き合う誠意ある夢主の働く姿に惹かれました。夢主と過去に関わりがある面子が、ずっと彼女を慕っている事実にも胸がすくわれるような気持ちになりました。 (2023年3月1日 21時) (レス) id: fe43882e7d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：蒼空 | 作成日時：2023年2月21日 21時
