センター分けの威力 ページ28
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『紬さんて…』
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青く深い色の髪の毛に輝く白い天使の輪。
何とも素敵なコントラストで実に美しい。
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『髪の毛何かケアしてるんですか？』
紬「いや、俺は美容には詳しくないし、特に何もしてないよ」
『それでその髪質…。
くっそ羨ましい！！！』
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と机をダンっと強く叩いたからだろうか。
向かいに座っている紬さんが
��ひっ…��
と怯えた気がした。
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紬「ま、まぁほら、女の子は色々大変だしね。
俺は髪の毛いじるのが苦手だから」
・
��それに、Aちゃんの髪の毛は十分綺麗だよ��
と、私の髪の毛を一束取り、するりと手に通す。
…なんか気を遣わせてしまった気もするけど、今のはちょっときゅんてしたからプラマイゼロ。
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『…あ、紬さんの髪の毛アレンジさせて下さい』
紬「俺の？」
『はい。
男の人の髪の毛ってアレンジしたことないので、ちょっとやってみたくて』
・
��俺でよければどうぞ��
と、笑顔で引き受けてくれた紬さん。
それから、アイロンやワックス、くし、ヘアオイルなど、使えそうなものを持ってきて気合を入れる。
とは言っても男の人のアレンジってどんなものがあるのか、と色々調べていると、目に付いたのはセンター分け。
…これだ。
と、すぐに取り掛かる。
そして…
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『ぐぁ…っ』
紬「えっ、ちょ、どうしたの…！？」
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セ、センター分け…
かっこよすぎる…！！
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『これはずるいってぇ…』
紬「えっと…？」
『写真撮ってもいいですか！？』
・
��ど、どうぞ…？��
と戸惑っている紬さんを撮ろうと、携帯を持ち後ずさると、テーブルの脚に足をひっかけた。
それに気づいた紬さんは椅子からすぐに立ち上がり、間一髪で私を引き寄せ支えてくれた。
・
紬「あっ…ぶない…」
『す、すみません！』
・
��ありがとうございます��
と離れようと顔を見た瞬間、紬さんの顔が案外近くにあることに気づき、自分の顔がボッと赤くなったことが分かった。
それを見た紬さんも顔が赤くなり、2人でよそよそしく離れる。
・
『…すみません、調子乗りすぎました…』
紬「っいや、俺もちょっと慌てすぎた…」
・
…紬さんのセンター分けは、危うく人を転ばせる程の威力があることを学んだ。
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riara(プロフ) - さらさん» 大丈夫です！お話考えておきますね☺︎ (7月2日 11時) (
レス) id: 2b69cc4f02 (このIDを非表示/違反報告)
さら - お返事遅くなってすいません！！お話それぞれが、良いです！！大丈夫ですか！？ (7月2日 0時) (レス) id: f9b4a84be1 (このIDを非表示/違反報告)
riara(プロフ) - さらさん» 初めまして、コメントありがとうございます☺︎リクエスト承りました。それぞれのお話と2人同時のお話、どちらがよろしいですか？☺︎ (6月30日 22時) (レス) id: 2b69cc4f02 (このIDを非表示/違反報告)
さら - はじめまして！！このお話めちゃ大好きです！！凄く気に入ってます！！私もリクエストいいですか！？ガイさんとシトロン書いて欲しいです！！ (6月29日 0時) (レス) id: f9b4a84be1 (このIDを非表示/違反報告)
riara(プロフ) - ユニさん» いつもありがとうございます！気に入って頂けたようで何よりです☺︎ (6月28日 17時) (レス) @page46 id: 2b69cc4f02 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：riara | 作成日時：2022年2月3日 21時
