そのお口に乗せられて ページ22
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ベッドに入るもなかなか眠れない私は、今夜は満月だというニュースを思い出し、気分転換にとバルコニーへ行った。
雲ひとつない、満月も星も光り輝いている。
綺麗だなぁ…と、1人しみじみしていると、
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密「A」
『…あ、密さん。
珍しいですねこんな時間に』
密「うん。
…Aは寝れないの？」
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と、私の隣に来て、一緒に空を見上げる。
チラッと横を見ると、少し眠そうな密さん。
…こんな感じだから時々忘れることあるけど、密さんて私より歳上だし、意外と身長差あるんだよね。
このギャップには毎度やられちゃうなぁ。
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密「…そんなに見つめてどうしたの」
『あ、すみません。
つい見とれちゃって』
密「！…ふっ、正直。偉い。
じゃあもっと、近くで見せてあげる」
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と、その両腕に引き寄せられる。
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『わっ…』
密「あったかい…おやすみ…」
『え、ちょっと待って無理無理重い無理起きて。
てか部屋行ってくださいここじゃ寝れないでしょう』
密「…無理、邪魔が入る」
『邪魔？
…まさか密さんがここに来た理由って…』
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誉さんだ…。
��今日ずっと聞かされる、うるさい…��
とため息をつく密さん。
…しょうがない。
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『密さん、もし嫌じゃなければ、今日は私の部屋で寝ますか？』
密「え？」
『良かったらベッド使ってください』
密「Aは？」
『私はソファーで大丈夫なので』
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すると、何やら考え込む密さん。
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密「…部屋にペンペン置いてきちゃった」
『小さいのでよければ部屋にあるぬいぐるみ使って良いですよ』
密「…大きくて、ふわふわしてるのがいいな」
・
と、私を見つめてくる。
…ん？
自惚れたくはないが、これはもしや…。
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『…それなら、いづみの部屋から借りてきます』
密「カントク、きっと寝てるよ」
『じゃ、じゃあ今からなんか買ってきますっ』
密「こんな夜中に？」
『うっ…』
密「…流石にオレでも女の子をソファーに寝かす趣味無いし、風邪ひかれちゃ困る」
『ど、どうすれば…』
密「…外で寝ようかな〜」
『…あーもう分かりました！
隣で寝ればいいんですね！？』
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と、ヤケクソでも言ってしまったことを後悔する。
・
密「…ふっ、Aって意外と大胆」
『なっ…！』
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…くっそ、部屋貸さなきゃ良かった。
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riara(プロフ) - さらさん» 大丈夫です！お話考えておきますね☺︎ (7月2日 11時) (
レス) id: 2b69cc4f02 (このIDを非表示/違反報告)
さら - お返事遅くなってすいません！！お話それぞれが、良いです！！大丈夫ですか！？ (7月2日 0時) (レス) id: f9b4a84be1 (このIDを非表示/違反報告)
riara(プロフ) - さらさん» 初めまして、コメントありがとうございます☺︎リクエスト承りました。それぞれのお話と2人同時のお話、どちらがよろしいですか？☺︎ (6月30日 22時) (レス) id: 2b69cc4f02 (このIDを非表示/違反報告)
さら - はじめまして！！このお話めちゃ大好きです！！凄く気に入ってます！！私もリクエストいいですか！？ガイさんとシトロン書いて欲しいです！！ (6月29日 0時) (レス) id: f9b4a84be1 (このIDを非表示/違反報告)
riara(プロフ) - ユニさん» いつもありがとうございます！気に入って頂けたようで何よりです☺︎ (6月28日 17時) (レス) @page46 id: 2b69cc4f02 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：riara | 作成日時：2022年2月3日 21時
