ファインダー越しの世界 ページ19
・
臣くんは時々、私を子供扱いする。
包丁が危ないだの、小動物みたいだの、甘えん坊だの。
…いや、時々と言うよりは、子供扱いが通常運転。
私だって大人に見られたい、というか、事実いい歳した大人。
と、言うことで。
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『いづみ、今こそ我が幼なじみの力を貸してくれ』
い「Aのためならなんのその」
・
いづみに協力してもらい、髪の毛は内巻きストレート、メイクはいつもよりはっきり目に、服装は黒いニットハイネックに黒のフレアパンツ、そしてアウターはグレーのロングコートでモノクロに締める。
いざ、決戦。
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太「あれ、Aちゃんいつもと雰囲気違うッスね！」
『臣くん、デート行こう』
臣「今からか？
別に構わないが…」
『うん、今から』
臣「…分かった。
支度するから少し待っててくれ」
太「俺ッちは蚊帳の外っス…」
幸「ドンマイ」
・
・
・
臣「さっきから思ってたが…」
『ん？』
臣「…今日はすごく大人っぽいな」
『え！？大人っぽい！？
ほんと！？いい感じ！？』
臣「ぶっ、ははっ！
そういう所は、いつものAまんまだな」
・
と頭を撫でられる。
…やってしまった。
・
『…カメラ、持ってきたんだね』
臣「ん？あぁ。
せっかくだし、Aの写真を撮ろうと思ってな」
『私の？』
臣「あぁ」
・
��もちろん、Aが嫌じゃなければだけど��
と。
時刻は夕方。
近くの公園に入ると、
��あそこに座ってくれ��
と言われ、噴水の前のベンチに座る。
��いくぞー��
と声をかけられ、シャッターがきられる。
・
『…どんな感じ？』
臣「…すごく綺麗だ」
・
そう言い、私を見て微笑む臣くんの目は、夕日に照らされとても輝いていた。
あのね、臣くん…。
・
『…私、もう子供じゃないよ』
臣「…そうだな。
俺が思ってるよりもずっと、立派な女性だったな」
『…中身もだよ』
臣「ははっ、それはどうかな。
けど、俺はそのままのAが好きだ。
無理に背伸びなんかしなくていいんだぞ」
・
と、また頭を撫でられる。
…何回目だろう。
大人にならなくてもいいのかな、なんて、そう甘えられるのは臣くんだからかな。
・
『写真、またたくさん撮ってくれる？』
臣「あぁ。
…誰にも見せたくないほど綺麗にな」
・
・
リクありがとうございました！
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riara(プロフ) - さらさん» 大丈夫です！お話考えておきますね☺︎ (7月2日 11時) (
レス) id: 2b69cc4f02 (このIDを非表示/違反報告)
さら - お返事遅くなってすいません！！お話それぞれが、良いです！！大丈夫ですか！？ (7月2日 0時) (レス) id: f9b4a84be1 (このIDを非表示/違反報告)
riara(プロフ) - さらさん» 初めまして、コメントありがとうございます☺︎リクエスト承りました。それぞれのお話と2人同時のお話、どちらがよろしいですか？☺︎ (6月30日 22時) (レス) id: 2b69cc4f02 (このIDを非表示/違反報告)
さら - はじめまして！！このお話めちゃ大好きです！！凄く気に入ってます！！私もリクエストいいですか！？ガイさんとシトロン書いて欲しいです！！ (6月29日 0時) (レス) id: f9b4a84be1 (このIDを非表示/違反報告)
riara(プロフ) - ユニさん» いつもありがとうございます！気に入って頂けたようで何よりです☺︎ (6月28日 17時) (レス) @page46 id: 2b69cc4f02 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：riara | 作成日時：2022年2月3日 21時
