君の色を変えるから 【ころん】

（ 2 ）「過去」 ページ2

「過去」



あの日。



そう君を見つけたLIVEの日



アンコール後も僕はずっと君だけを見ていた



なーくんにはころんぼーっとしすぎって笑われて



えへへとかいっていたけど、



さとみくんを見ている君が僕は恋しくて仕方がなかった




なんだかんだでLIVEも終わり



僕は君に笑顔で手を振ってステージを後にした



るぅとくんにころちゃーんとだる絡みをされて



ゆっくり笑いながら楽屋に帰れば



さとみくんが



さ「俺めっちゃ可愛い子見つけた」



そんな発言をしていた。


そして莉犬くんがどんな子？と聞けば


さ「俺推しの子でピンクに染ってるの、髪の毛も！でもなんかみんなと違うオーラというか、そこで泣くかみたいなとこで泣いててギュんと来た」



そこで僕は確信した



僕が可愛いと思っていた君は



推しにも好かれているってことに、



「そんな、僕に勝ち目ないじゃん」


る「んー？どうしました？」


「なんでもない」



あからさまに打ち上げで機嫌が悪い僕に


みんな笑わせよーとしてるし


心配してくれてるけど、


僕は、そんな気分にはなれなかった。



「話したことも、これから会えるかも分からない君が好き」



さとみくんは会えるかもしれない



でも僕は確実かは分からないけど、さとみくんよりは会えない確率が高い




ほかの推しの子を好きになるのはおかしいかもしれないけど



見たときに僕は君がいいと反応をした



「ねえ、僕にしなよ、」


届きもしない声


明日はさとみくんとゲームをするはずだったけど


ほんとに、やる気が起きなくて


ごめんきついと断りをいれた

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