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「……それで、お前は船には、」
不安な気持ちになりながら聞くとAは眉を下げて
『私は…………もう船には戻れないでしょ？』
と聞いてきた。
なんでそんなに優しいんだよ。
もっと、俺を怒鳴ったり追い返したりするだろ……
気づいたら涙が溢れてた。
やっぱりAを前にすると感情が抑えられねぇ、
サッと目元を隠す
「おれ、お前に……」
情けなく思いの内を吐露した俺の片手を優しく握るとAは言った。
『…………、いつか戻る。でも今は、ルフィの彼の行く先を、私のやらなければいけないことを彼と成し遂げたい、見届けたい。』
「…」
『だから、きっと船に戻ることはないと思う。それに、私には私の宿命がある。
でも、きっと戻ることができるなら、あなた達とまた旅をしたいと思えたなら、その時は仲間ではなく家族として出迎えて欲しい。』
Aの爽やかな声を聞いて俺は顔を上げた。
「あぁ……あぁ、勿論だ!!!
俺らはずっと待ってる、待ってるからいつか帰ってきてくれ、」
Aの手に力が入った。
A 俺は──────
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杏 - ページ34 追われたが終われたに (2020年3月19日 23時) (
レス) id: 3f29d20ec2 (このIDを非表示/違反報告)
カッパ - とても面白いです！続きが気になります！更新頑張ってください！ (2020年2月2日 0時) (レス) id: 890b8aa433 (このIDを非表示/違反報告)
柳(プロフ) - 思わず泣いてしまいましたwこれからも頑張ってください！ (2020年1月30日 22時) (レス) id: 1a02a166b9 (このIDを非表示/違反報告)
腐ったお餅(プロフ) - いっぱい更新されてる！これからも無理せずがんばってください！応援してます！ (2020年1月29日 6時) (レス) id: 777a8351c1 (このIDを非表示/違反報告)
ネム(プロフ) - カルシウムさん» ありがとうございます！ (2020年1月29日 3時) (レス) id: 588b5b18ae (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ネム
| 作者ホームページ：
作成日時：2020年1月22日 7時
