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ルフィの口から出た名前に驚いて一瞬飛行するのが遅れたが
一瞬にして胸にたちこめた黒い気持ちを振り切るように船に向かって飛んだ。
「なんで………………Aが、?」
エースの悲しげな声は風の音でAには届かなかった。
届いたとしてもAは反応しなかっただろう。
何せ、彼はもう彼女の大切な人ではなくなってしまったのだから。
────
何とかメリー号に付き私はみんなを下ろすとすぐさま元の姿に戻った。
なんだかんだカラスの姿は疲れやすいのだ。
肩の痛みを覚えぐるぐる回している横でビビはカルーに父宛の手紙を渡し向かわせた。
その後すぐに船を出した私達一行はエースの話をするルフィに耳を傾けていた。
エースという名前を聞く度に胸に立ち込めている嫌なのが増えていくような感覚がしていた。
胸に広がっていく嫌なモノにかなりの嫌悪感を感じながらも私はキッチンのドアを開けるためドアノブを握った
その時──
「──お前が誰に勝てるって?」
今1番聞きたくない声が聞こえた。
それは背後から聞こえる。
「ルフィお前……ウチの"白ひげ海賊団"に来ねぇか? 勿論仲間も一緒に」
胸が 痛い
張り裂けそうな程痛い
「白ひげ海賊団………………Aさんが居た船?」
「Aもそこに居たのか！？！」
一瞬にして視線がこちらに向く。
ドアノブにかけた手を引っ込めることはせず顔だけ後ろに向ける。
「……A、」
なんであんたが泣きそうな顔するんだ……。意味がわからない。
『………………、』
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杏 - ページ34 追われたが終われたに (2020年3月19日 23時) (
レス) id: 3f29d20ec2 (このIDを非表示/違反報告)
カッパ - とても面白いです！続きが気になります！更新頑張ってください！ (2020年2月2日 0時) (レス) id: 890b8aa433 (このIDを非表示/違反報告)
柳(プロフ) - 思わず泣いてしまいましたwこれからも頑張ってください！ (2020年1月30日 22時) (レス) id: 1a02a166b9 (このIDを非表示/違反報告)
腐ったお餅(プロフ) - いっぱい更新されてる！これからも無理せずがんばってください！応援してます！ (2020年1月29日 6時) (レス) id: 777a8351c1 (このIDを非表示/違反報告)
ネム(プロフ) - カルシウムさん» ありがとうございます！ (2020年1月29日 3時) (レス) id: 588b5b18ae (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ネム
| 作者ホームページ：
作成日時：2020年1月22日 7時
