君の為にここに来た (ページ39)

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ーTHー

その日は一番風呂でゆっくり浸かってから風呂から上がるとリビングから話し声が聞えた

なんだろう

そう思ってスパイになったみたいなワクワクと共に壁に背中をつけて話を聞いていた

『どうしたらいいか…………わからない』

あ、Aの声だ。

いつも思うけど……Aの声は可愛くて…………でも芯のある声で。

なんでも許しちゃう優しい子で……物事をしっかりと考えて行動して…………

いつも笑顔で………………

その笑顔を見るときゅううっっといつも胸が苦しくなった。

その時気付いたんだ…………あぁ、これが恋だなーって

でも、Aには届いてないみたいで……だったら言い続けるしかない!!って思った僕はずっと気持ちを伝えてるけれど……

……たまに言い方を変えると顔を赤くしたりするからこっちもこっちでしんどいんだよね

それはさておき話を聞かないと!

『ありがたいんだけど…………メディアにバレたら…………みんなに迷惑がかかるし…いろんな所で言うから……なんとも……なーっていう感じだし………嬉しいけどやめてほしい…し……………』

RM「うーん…………Aは……テヒョンにどうしてほしいの?」

え?俺の事…………??

『……好きと言うのをやめて欲しいです』

俺…………迷惑だった???

なんで…………僕に言わないの…………?僕を傷つけると思ったから言わなかったの??

ねぇA

君は優しすぎるよ…………

TH「…………ﾋｭｯ……」

そう考えると喉がキュッとしまった気がした

息ができない

僕は一旦風呂場に戻って息を整えてから何もなかったように風呂場からでた

ねぇA

僕、隠す演技なら上手いんだ

Aを傷つけたくないから………………

僕は知らないふりをするね。

ごめんね…………迷惑かけて

好きだけど好きって言わないから

お願い………………

.

僕を嫌わないで

TH「お風呂でたよーっ!!」