11 ページ11
『私と鎌田は高校1年の時に出会ったんだ……
鎌田はその時既に両親を亡くしてて、親戚の所で暮らしてた、親戚の人は凄く親切な人だった。鎌田がやっと笑顔で話せるようになったのは高校2年の2学期辺りからだった。
鎌田は元々平凡な家に生まれたんだ……でも小学校6年になる少し前に両親が務めていた先が潰れ、リストラされた。
貯金は普通ぐらいで、裕福でもなければ貧乏でもない家にとって職業を失うのは結構なダメージだったと思う。両親は貯金を切り崩しながら鎌田に食事、学校にも行かせてた……
教育費などが払えない時は借金までしてでも行かせてた。凄く鎌田の事を愛してたんだ。
でも、両親は……貯金が無くなると同時に鎌田の帰りを待つ家で自 殺した。
苦渋の決断だったと私は思う、例え身勝手すぎる行動だとしても……そこにはちゃんと両親の愛があったと……私は思う。
そんな鎌田と私には共通点があった
どっちとも父親が居ない……
私の父親は…………』
そこまで言うと合宿のチャイムが鳴った
JN「……ごめんね」
それだけ言ってジニオッパは玄関へ行った
JN「えっと、どちら様で?___え?智明?」
智明!??
名前を聞いた途端私はドアを開けた
智明「………………鎌田の事、聞いた。」
お兄ちゃんも知ってたんだね…………
なんて思いながらながらジニオッパに
『お兄ちゃん、ジニオッパ……お兄ちゃんも一緒にいてもらってもいい?』
そう伝えるとジニオッパは「いいよ」そう言ってくれてた
再び座り言い始めた
『私の父さんは………………ダンプカーに轢かれて死んだ。ボールを片手に兄を探していた時、私の不注意で自分が落としたボールを拾いに行ったとき、私の代わりに………………父さんは………………っ…………父さんは、私が殺したのと代わりない………………それを認めたくないだけに、兄のせいにした…………
兄は父さんと母さんと血が繋がってない…………。両親は兄を養子として迎えたんだ。
私だけが血が繋がってる事に嫉妬した兄は小学校へ上がった私に嫌がらせを兄が卒業するまでした………………卒業したあとも変わりはしなかったけど…………
そして兄が家出して父が死んで、兄は韓国へ旅たった…………それが……私の過去』
そう言い終えると皆は悲しそうな顔をしていた
293人がお気に入り
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
ストロベリー - めっちゃくっちゃ良きですよ! (2019年3月10日 22時) (レス) id: 624dc74ca5 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:加治川 | 作者ホームページ:
作成日時:2018年7月6日 4時