エスとエス ページ7
そう言うとりょうさんは顔を両手で隠す
180cmもあるのになんでこの人は可愛さがでてくるのだろうか。ちょっとだけでもいいから分けて欲しい
虫「Aちゃん免許とってどうするの？高校生なんだし、あんまり車乗れないでしょ？」
虫眼鏡さんから初めて質問を受けた。ちょっと嬉しい
「いやぁ、ちょっとしたい事があって」
これは本人を前にして言いたくないので答えない
て「えぇ！なに？したい事ってなに？」
こんどはてつやさんが顔をこちらに向けて聞いてきた。危なそうだけど、運転になれたらこんなことも出来るのか。かっけぇ…！！
「いやぁ…これはあんまり言いたくなくて…」
いくらりょうさんの友達が知りたがってたって、りょうさんの前ではこんな事恥ずかしくて言えない
り「なに？車の免許とってなにするの？」
りょうさんは私の方を見てニッコニコしている。さっきの私の真似をしているみたい
ちょっとした腹いせにほっぺを摘むとつまみ返された
りょうさんは大きな片手で私の手をまとめるともう片方の手で、今度は私のほっぺをつかんで遊び始める
り「わぁ凛のほっぺたぷにぷに」
「やめてくだしゃいぃ...」
り「ほーら...たこやきー！」
「やめてって言ってるのにぃ〜」
て「こらそこ！いちゃつくな！」
「いちゃついてないです。いじめられてるんです！」
り「やられたらやり返さなきゃじゃん」
虫「でたー！りょうくんどえす〜」
「ほんつぉですよぉ...」
そんな会話をしているとあっという間に彼ら行きつけだというラーメン屋さんに到着した
り「はい、凛行くよ」
「ひゃい」
りょうさんにほほをつかまれたまま
＿＿＿＿
て「どうすっかな」
虫「僕もういつもので」
り「え、虫さん早いな」
席に着くや否や、３人は冊子のメニューを見ず、壁に貼ってある方のメニューを見て早々に決めていく。対して私は初めて来るお店に何を注文しようか悩み始めたところで
て「よし、俺決−まり！すいませーん！」
「！？」
前に座るてつやさんが手を挙げて店員さんを呼ぶ
どうしよ...私まだなんも決まってない...
り「おいてつや！！」
て「え？何？」
隣に座るりょうさんがてつやさんに何か怒っているようだったけれど
こちらに来る店員さんを見て私はあわてて店長おすすめ！！と大々的に推されているメニューを選んだ
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 20人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：凛 | 作成日時：2018年2月9日 3時
