仕事おわり ページ6
「ありがとうAちゃん。遅くまでごめんね」
「いえ!今日もありがとうございました。お疲れ様です!」
「おつかれさまぁ」と店長に挨拶をして私は店の外に出る
りょうさん終わったら言ってね
携帯に連絡があったため
私はりょうさんに終わりましたと送る
すると目の前に車が停まった
ここは邪魔になるかなと思い右に2歩よけるとドアが開き出てきたのは
「あっ!」
て「Aちゃん!来てきて!!」
手招きをしながら後部座席のドアを開けたのはりょうさんの友達のてつやさん
携帯を見るともうすぐで10時だ。時間が遅くなってしまうと私が遠慮していると
り「A?今日もしかして用事あるの?」
聞きなれた声にそちらを向くと後部座席の空いたドアからこちらを伺い見るりょうさんが
そんな…そんな子犬みたいな目をされたら…!
「何もないです!!」
そうして私は勢いよく車に乗りこんだ
______
ちょっとだけ固い車の椅子に揺られながら向かうのはラーメン屋さん。さっきもラーメンなのにまたラーメンを食べようなんて
食べ盛りっていうのは本当だったんだなぁ
て「Aちゃんって何歳?」
車の外を見ていると運転をするてつやさんから質問をされた
「えっと…今年で18歳です!」
虫「ええっ!やっぱり未成年なんだ」
り「ねぇ、その言い方やめてよ」
て「なんだよりょう。こんな子とお前は夜な夜な遊び回ってたのか」
虫「まさかりょうくんがそんな趣味を持ってたなんてなぁ」
り「ねぇ!だからやめてって言ってんじゃん!!」
私の年齢を聞いて男の人3人がわたわたしだした
あまりりょうさんの慌てるところなんて見たことないから新鮮で好きだなぁと思う
助手席に座る虫眼鏡さん。虫眼鏡さんは私と同じぐらいの身長だからなぜか親近感が湧く。こんなことを男の人に言ったら怒り新党なんだろうか
り「てかもう18になるんだね」
また外を眺めていると隣に座るりょうさんがこちらを見て聞いてくる
「はい。もうすぐで車の免許取りに行きますよ」
車の免許が取れると思うと嬉しくて顔が緩む
ニッコニコしてそうりょうさんに言えば「車なんていいやん。学校も俺が連れていけるよ?」なんてイケメン発言
「いやぁ、りょうさんと朝から一緒は心が持たないので」
り「ちょっとAまで俺の事いじめないで」
「いじめてないです。事実しか私は言えないので」
り「うわぁウザイウザイ」
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作者名:凛 | 作成日時:2018年2月9日 3時