【ONE PIECE】唯一無二の彼女は美しい8 (ページ21)

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クロコダイルはビビに近づくと右手でビビの首を掴み持ち上げる

ｸﾛｺﾀﾞｲﾙ「見苦しくて敵わねェぜお前の理論は」

ビビ「……ア！！」

貴女『っ…(動いて…っ！！動いてよっ！！)』

ｸﾛｺﾀﾞｲﾙ「＂理想＂ってのは実力よ伴う者のみ口に出来る＂現実＂だ！！見苦しくったって構わない…！！」

ビビ「お前なんかに分かるもんか！！！
私はこの国の王女よ！！お前なんかに屈しない！！」

ｸﾛｺﾀﾞｲﾙ「可愛気のねェ女だ…」

ビビ「私はこの国を！！！」

貴女『…っ……ゔっ…ビビ…』

ｸﾛｺﾀﾞｲﾙ「…広場への砲撃まで＿＿＿あと15分…
まだまだ反乱の＂援軍＂はここに集まって来る
てめェらの運命も知らず…爆破領域に次々とな…
さっき(・・・)…国王軍に広場の爆破を知らせていれば例えパニックになろうとも何千人何万人の命は救えた筈だ」

貴女『あっ…クロコダイル！！ビビに何を！！』

クロコダイルはビビの首を掴んだまま足場のない方へと

貴女『やめて！！(なんで…こんな時…肝心な時に私は…)』

コブラ「やめろ！！やめてくれ！！クロコダイル！！」

ｸﾛｺﾀﾞｲﾙ「全てを救おうなんて甘っチョロいお前の考えが結局お前の大好きな国民共を見殺しにする結果を招いた
最初から最後までどいつもこいつも笑わせてくれたぜ
この国の人間は！！
2年間我が社へのスパイ活動御苦労だったは…」

ビビ「……！！」

貴女『(なんで…私は……私は)』

ｸﾛｺﾀﾞｲﾙ「結局お前達には何も止められなかった
反乱を止めるだな王国を救うだのお前の下らねェ理想に付き合わされて無駄な犠牲者が増えただけだ…しかも大切にしていた仲間を俺に奪われる！！」

貴女『(私には……何も…)』

＿＿＿＿＿＿＿

ルフィ「セナ！！弱気な事考えるな！！お前が出来る事をやれ！！」

＿＿＿＿＿＿＿

貴女『っ！！くっ…ゔっ…』

セナは無理やり体を起こす

ｸﾛｺﾀﾞｲﾙ「教えてやろうか…お前に国は救えない」

ビビ「！！！」

ビビの首を掴んでいた手は砂へと変わりビビは下へと落ちて行くとセナは足に鞭を打つ様にして走り出すと飛び出してビビを抱き締める

ｸﾛｺﾀﾞｲﾙ「！！？」

ガバッ！！ギュッ

貴女『最後まで…守る！！』

ビビ「セナさん！！」

セナはビビを抱き締めると下になる様に落ちていくと何か声が聞こえてきた

ｸﾛｺﾀﾞｲﾙ「バカな…」

ルフィ「クロコダイル〜〜〜〜！！！！」

貴女『ルフィ！！』