【ONE PIECE】唯一無二の彼女は美しい8 (ページ34)

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セナとビビの声に応えるかの様に雨が降り出す
もう一度お互いの繋いでいる手を強く握り

『「もうこれ以上！！！戦わないで下さい！！！」』

2人の声が人々の耳に入り青い光が人々の視線へと集まり時計台の方を向く

ザアアアア…

ﾁｮｯﾊﾟｰ「けむりが雨で晴れていくぞ…」

ナミ「…セナとビビの声が届いた…」

ガシャン…ガツン…

「何だ…あの青い光は…」
「ビビ様…と…あと1人いるぞ」
「白い…いや……青い光」

ビビ「今降っている雨は…！！昔の様にまた降ります
悪夢は全て…終わりましたから……！！」

国王への真実を反乱軍が知ると武器を持っていた手を話し武器を地面へと落として行った

力が抜けたセナとビビは座り込んでしまった

貴女『ビビ…終わったね……これで』

ビビ「ありがとうセナさん……ここまで…一緒に来てくれて…本当にありがとう…」

貴女『役に立っていたなら……良かった』

セナとビビはお互いに抱き締め合う
そしてお互い支え合いながら階段を降りて行った

貴女『皆…どこへ…』

ビビ「探しましょう」

貴女『うん』

ゾロ「オイお前しっかり歩けよ！！」

ｳｿｯﾌﾟ「ああ…それが聞いてくれ…「これ以上歩いたら死んでしまう病」に」

ゾロはウソップの片足を掴み引き摺りながら歩いているとルフィを背負った国王コブラとバッタリ合う

コブラ「……君達は？」

サンジ「……アァあんたのその背中の奴
運んでくれてありがとうウチのなんだ引き取るよ」

コブラ「……では君らかね
ビビをこの国まで連れて来てくれた海賊とは」

サンジ「あ？」

ゾロ「おっさん誰だ？」

貴女『皆！！』

ビビ「パパ！！？」

サンジ「パ…パパ！？ビビちゃんのお父様！！？」

ゾロ「あんた国王か」

セナとビビは仲間と合流すると国王が一緒だった
寝ているルフィの横に座りセナは優しく撫でる

貴女『お疲れ様ルフィ』

コブラ「一度死ぬと覚悟したが彼に救われたのだ
クロコダイルと戦ったその体で人2人抱えて地上へ飛び出した信じ難い力だ…」

貴女『…それより広場に行った方が良いよビビ』

ビビ「え？」

ｳｿｯﾌﾟ「そりゃそうだ
せっかく止まった国の反乱に…王と王女の言葉ナシじゃ
シマらねェもんな」

ビビ「ええ…だったら皆の事も…」

サンジ「ビビちゃん分かったんだろ？
俺達ァフダツキだよ…国なんてもんに関わる気はねェ…」

ビビとコブラが見えなくなるとセナ以外は倒れる様に眠りについた

貴女『皆…お疲れ様…』