【ONE PIECE】唯一無二の彼女は美しい10 (ページ25)

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エネル達の会話を聞いていたセナとナミは覗くように見ていた

貴女『(還幸……)』

ﾌｫｰﾙ「＂還幸＂！？」

エネル「そうだ私には還るべき場所がある
私の生まれた空島では＂神＂はそこに存在するものとされている＂限りない大地(フェアリーヴァース)＂と人は呼ぶ…！！
そこには……見渡す限りの果てしない大地が広がっているのだ」

貴女『(還るべき……場所……)』

エネル「それこそが私の求める＂夢の世界＂！！！
私にこそ相応しい大地！！！
いいか！お前達の争いの原因はもっと深い…根元にあるよく考えろ…」

2人「……」

エネル「雲でもないのに空に生まれ
鳥でもないのに空に生きる
空に根付くこの国そのものが！！土台不自然な存在なのだ！！！土には土の！！人には人の！！神には神の！！還るべき場所がある！！」

ﾌｫｰﾙ「まさか貴様！！！」

エネル「「まさか」という程の事ではない
私が＂神＂として自然の摂理を守るだけの事
そうだ！！全ての人間を…この空から引き摺り下ろしてやる…！！」

貴女『え…！？』

ロビン「！」

ﾜｲﾊﾟｰ「何！！！」

ﾌｫｰﾙ「国を消す気か！！！」

エネル「それが自然…」

ﾌｫｰﾙ「思い上がるなエネル！！！
＂神＂などと言う名はこの国の長の称号にすぎんのだぞ！！」

エネル「今まではな……」

ﾌｫｰﾙ「人の生きるこの世界に＂神＂などおらぬ！！！」

エネル「…元…神・ガン・フォール…ヤハハハハ…
＂神隊＂を心配していたな……6年前…我が軍に敗れ私が預かっていたお前の部下650名……」

ﾌｫｰﾙ「………！！」

エネル「今朝ちょうど私の頼んだ仕事を終えてくれたよ……この島の中でな……そしてさっき言った筈だ
今この島に立っているのは……ここにいる8人のみだ……残念な事をした」

ﾌｫｰﾙ「……おぬし…」

エネル「別に好きで手に掛けたわけではない……
私のこれからの目的を話してやったら…ヤハハハ
血相かえて挑んできたのだ」

ﾌｫｰﾙ「……エンジェル島に…家族のおる者達だぞ……！！」

エネル「そうだな…早く家族も葬ってやらねば…」

ﾌｫｰﾙ「貴様悪魔かァ！！！！」
グアッ！！

フォールはランスをエネルに突き付けるとあっさりと避けられてしまいエネルはフォールを挟むように指を構える

エネル「1000万…2000万…＂2000万V(ボルト)＂
＂放電(ヴァーリー)＂！！！」

バリッ！！
ﾌｫｰﾙ「！！！」

貴女『フォールさん！！！』