【ONE PIECE】唯一無二の彼女は美しい9 (ページ24)

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海流に乗り空へ行くという事に驚くセナ達

ｸﾘｹｯﾄ「普通はそうだな大事なのはタイミングだ
まず海流に突き上げられるって状況も口で言やあ簡単だがおめェらがイメージする程爽やかな空の旅にはならねェ
＂突き上げる海流(ノックアップストリーム)＂はいわば災害だ本来断固回避すべき対象なのさ」

ｳｿｯﾌﾟ「……！！」

ナミ「一体どういう原理で海流が上へ上がるの？
私達今までそんなの聞いた事もなかったし…」

ｸﾘｹｯﾄ「そのバケモノ海流の原理ってのも当然予測の域を超えないそこに突っ込んでまで調べようってバカはいねェからな
定説はこうだ海底のより深くに大空洞なありそこに低温の海水が流れ込む下からの地熱で生じた膨大な蒸気の圧力は海底での爆発を引き起こす
それは海を吹き飛ばし空への＂海流＂をも生み出す程の＂大爆破＂だ時間にして約1分間うまくは空へ上昇し続ける」

貴女『っ！！』

ナミ「1分間…水が立ち登るってどういう規模の爆発！？」

ｸﾘｹｯﾄ「爆発の場所は毎回違い頻度は月に5回」

ｳｿｯﾌﾟ「コッパ微塵になれってのか？」

ｸﾘｹｯﾄ「だがまァ…雄大な自然現象を言葉や理屈で言い表すなど愚かな事だ」

ｳｿｯﾌﾟ「じゃ…じゃあつまり！！
月に5回しか生まれねェその海流の上空にうまく…＂空島＂がやってこなきゃ」

ｸﾘｹｯﾄ「ああ飛び損(・・・)だな
このまま何に引っ掛かる事もなく海面に叩き付けられて全員海の藻屑だ
もっとも＂積帝雲＂に上手く突っ込めた所でそこに＂空島＂が存在しなきゃ結果は同じかも知れねェが」

ｳｿｯﾌﾟ「……！！よ…よし！！＂空島＂を諦めよう！！
はははは！！あ〜…残念だなセナ！！ルフィ！！
なにせおめェらラッキーの中のラッキーの中のラッキーの中のラッキーくらいのラッキー野郎じゃなきゃ行けねェって話だ」

ルフィ「大丈夫さ行こう」

貴女『行こう！！』

ｳｿｯﾌﾟ「大丈夫ってお前ら…そんな根拠のねェ事を軽々と…だいたい今のゴーイング・メリー号を見ろよ…あの痛々しい姿…
このままじゃ巨大な災害になんて立ち向かえねェよ」

ｸﾘｹｯﾄ「確かにな…あの船じゃ…例え新品の状態でも無理だ…スピード…重量…強度…あの船じゃ爆発と同時に粉砕して終わりだ＿＿だがその点は心配するなマシラとショウジョウに進航の補助をさせる勿論事前に船の強化をした上でな」

2人「オーウ！！任せろおめェら！！」

貴女『よろしくね！！』

ルフィ「よろしくなー！！」