【ONE PIECE】唯一無二の彼女は美しい9 (ページ14)

今日:1 hit、昨日:13 hit、合計:60,374 hit

・ページ14

セナはルフィを抱えナミはゾロを抱え店の外へと出る

貴女『…』

「＂空島＂はあるぜ…」

貴女『え？』

ナミ「！」

道の真ん中でチェリーパイを黙々と食べている男はセナ達の方を向いて話しかけていた

貴女『あなたは…さっきの』

「何を悔しがってんだねーちゃん…今の戦いはそいつらの勝ちだぜ」

ナミ「え…」

「そこのねえーちゃんは冷静でおめェの啖呵もたいしたモンだったぞ！！肝っ玉の座った女だ！！ゼハハハ」

目を覚ましていたルフィとそはゆっくりと体勢を直して立ちチェリーパイを食べている男の方を向く

「アイツら(・・・・)の言う＂新時代＂ってのはクソだ
海賊が夢を見る時代が終わるって……！！？
えェ！！？オイ！！！！ゼハハハハハハハ！！！
人の夢は！！！終わねェ！！！」

貴女『……』

ルフィ「……」

「そうだろ！！？人を凌ぐってのも楽じゃねェ！！
笑われていこうじゃねェか高みを目指せば出す拳の見つからねェ喧嘩もあるもんだ！！ゼハハハハハハハ！！！」

ゾロ「……行くぞ」

ナミ「ええ……セナ…ルフィ？」

セナとルフィはチェリーパイの食べる男の方をジッと見つめて返事はない

ゾロ「……」

貴女『……』

ルフィ「……」

ナミ「セナ…ルフィ」

「オオ邪魔したみてェだな先急ぐのか
行けるといいな＂空島＂へよゼハハハハハ」

チェリーパイを持つと同じタイミングで背を向けて船へと向かうセナとルフィ

ナミ「ねぇ…！！アイツ＂空島＂について何か知ってたのかも……何者かしら」

貴女『分からない…それにアイツ(・・・)ではないわ』

ナミ「あいつじゃない？じゃ何？」

ゾロ「アイツら(・・・・)だ…多分な」

ナミ「どう言う事よっ今の奴に…仲間がいるの？どこに？」