【ONE PIECE】唯一無二の彼女は美しい9 (ページ30)

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ゆっくりと体を起こすクリケットを支えながら手伝うと家の中の様子を見たナミの言葉に一同は驚く

貴女『金塊が…』

ｸﾘｹｯﾄ「……ああ……ああ……いいんだ…そんなのはよ忘れろ…これはそれよりお前ら…」

ｳｿｯﾌﾟ「そんなのは(・・・・・)って何だよ！！！
おやっさん10年も体イカレるまで潜り続けてやっと見つけた黄金じゃねェか！！！」

ｸﾘｹｯﾄ「黙れ……いいんだ…これァ俺達の問題だ…聞け
猿山連合軍総出で掛かりゃあ…あんな船の修繕・強化なんざわけはねェ…朝までには間に合わせるお前らの出航に支障は出さねェ…いいかお前らは必ず…！！俺達が空へ送ってやる！！」

ｳｿｯﾌﾟ「おやっさん…！！」

ゾロ「おいセナ…ルフィ…」

ルフィ「？」

貴女『そのマーク……』

ゾロに呼ばれた振り返るとベラミー海賊団のマークが書かれている木を見てセナはゆっくりと立ち上がる

貴女『ルフィ…行かせて…』

ルフィ「……無理するなよ」

ナミ「……ダメよ！！？セナ！！ルフィ！！
バカな事考えちゃ！！出航予定まで3時間ないんだから！！」

貴女『海岸に沿って行ったら昼間の町に着くかな？』

ロビン「ええ着くわよ」

ｸﾘｹｯﾄ「オイ…小娘…小僧どこへ行く……！！
てめェら余計なマネすんじゃねェぞ！！相手が誰だか分かって……！？」

ゾロ「止めたきゃこれ使えよ……」

ｸﾘｹｯﾄ「……！！」

貴女『朝までには戻るから』

セナがそう言うとルフィは何も言わずにセナを抱え上げで昼間の町を目指して走り出す

貴女『金塊の方はお願いしていい？』

ルフィ「ああ…だけどあんまり無茶はするなよ」

貴女『うん…』

その頃酒場ではベラミー海賊団が酒を飲み盛り上がっていると1人の男性が慌てて入って来た

「9…千万に…一億…6千万……！！？」
「あの女一億近いのか！！？ウソだろ！！？」

「そうさ！！昼間のアイツら3人共…アンタより懸賞金がああなんだよベラミー！！！」

ﾍﾞﾗﾐｰ「ハハッハハハ…ハハッハハハハッハッハッハ
オイオイオイオイ！！バカ共がこんな紙キレに怯えやがって…！！てめェら目は節穴かよ！！張本人をみただろう！？」

貴女『ベラミーは！！！どこにいる！！！』

「「「！！！」」」

ﾍﾞﾗﾐｰ「ご指名とは」