【ONE PIECE】唯一無二の彼女は美しい (ページ38)

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コビーは二人の顔を見て気づく

コビー「(わざと…わざとだったんだ…
僕の為に…わざと僕にけしかけて殴らせたんだ…！！
僕は最後の最後まであの人達に頼ってしまった！！何も変わってないじゃないか！！
僕は…！！バカか…！！？)

僕を…僕を海軍に入れて下さい！！
雑用だって何だって喜んでやります！！
海兵になる為なら！！」

コビーは立ち上がり頭を下げると外から海兵一人が歩いて来た

「中佐！私は反対です！
私はまだ彼を信用しきれない海賊が海軍のスパイになるという例もある、まずは君の素性を調べて…」

コビー「僕は！！！
海軍将校になる男です！！！」

海軍中佐はコビーの目を真っ直ぐ見てコビーの方へ歩き出して通り過ぎたぐらいに止まる

「海賊にやられた同士は数知れない
海軍を甘く見るな」

コビー「じゃあ！」

「入隊を許可する」

コビー「はいっ！！」

その頃セナ達は船を出す準備をしていた

ゾロ「たいしたサル芝居だったな
あれじゃバレてもおかしくねェぞ」

貴女『大丈夫だよ
きっとコビーが上手くやるって』

ルフィ「そうそう」

ゾロ「まぁいいや、皆に嫌われてちゃ後引かなくて海賊らしい」

ルフィ「だはははそうだな！」

貴女『ははははっ！！』

コビー「セナさんっ！！ルフィさんっ！！
ありがとうございました！！！
この御恩は決っして忘れません！！」

そこにはコビーとリカとリカの母親がいた

ゾロ「海兵に感謝される海賊なんて聞いた事ねェよ」

貴女『ふふふっ！！』

ルフィ「しししし！」

船の帆を降ろし海へ出る

ルフィ「また逢おうな！！コビー！！！」

貴女『いつか逢おうね！！コビー！！』

コビー「セナさん…ルフィさん…」

「さようなら、お姉ちゃん！お兄ちゃん！」

「全員敬礼！！」
コビー「え！？」

コビーの後ろにいつの間にか海兵達が並びセナ達に敬礼をしていた

ルフィ「じゃあーーなーー」

貴女『またね！！』

「いい友達を持ったな」

コビー「っ！はいっ！！」

「我々の今の敬礼は海軍軍法の規律を犯すものである、よって全員三日間メシ抜きだ！！わかったな！！」

「「「はっ！！」」」

コビー「(いつかきっと何処かで逢いましょう
セナさんルフィさん

例え海軍と海賊の分かれでも
セナさん…次貴女に逢う時はもう弱い所は見せません！！

いつかきっと逢いましょう)」