【ONE PIECE】唯一無二の彼女は美しい (ページ28)

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第5話海賊王と大剣豪ページ28

グイッ！！
コビー「わっ！！？っえ……セナさん？」

セナはコビーの腕を引っ張ったのと同時に銃声が敷地中に響いた

パンッ！！

ゾロ「っ！？」

コビーは突然の事で頭が追い付かなかった
ふとセナの左腕を見ると血が流れている事に気づく
怪我はカスったぐらいだったが、かなり出血し地面にポタッポタッと血が流れた落ちていた

ポタッポタッ

貴女『っ…』

コビー「セナさんっ！！？大丈夫ですか！！」

貴女『…っ大丈夫…だよ、こんなの何とも無いよ
(コビーの夢を壊すような海軍大佐なんかに…ゾロの約束を踏み躙るバカ息子なんかに…)』

セナの瞳は傷の痛みよりも怒りを表しているかのような、美しい青い宝石眼が炎が燃えているかのような瞳をしていた

コビー「セナさん…」

セナは自分の傷を処置する事なく、ロープをほどく為に再び動き出す

ゾロ「おいお前らっ！？
そんな事したら今度は殺されるぞ！！？」

コビー「僕はこんな海兵見てられない！！
僕は正しい海兵になりたいんです」

ゾロ「やめろ！！俺は逃げる訳にはいかねェんだ！！
後十日は…」

貴女『ゾロは明日処刑される』

ゾロ「何っ！？」

ゾロはセナの言葉に驚く
冗談かと思うがセナの瞳は真剣で怒りを表していた

貴女『ヘルメッポは最初っからゾロとの約束を守る気なんか一切無かった！！』

ゾロはまた驚く
さっき初めて会ったばかりで、しかもセナは自分が撃たれた事よりもゾロとの約束した事を踏み躙ったヘルメッポ、海軍大佐への怒りだった

ゾロ「お前…(何でそこまで…)」

すると海軍大佐斧手のモーガンと海兵が現れ、海兵はセナ達に銃を向けていた

ﾓｰｶﾞﾝ「そこまでだ！！
俺様への反逆につきお前達を今この場で処刑する！！！」

貴女『っ！』
ゾロ「っ！！」
コビー「っ！！！！！」