紅一点は元末っ子 10

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今日もひと通りの振り入れが終わって、Snow Manにとって初めてのオリジナル曲を途中で加入した私がずっとセンターで踊ってていいのかなって鏡に向かって悩んでたら鏡越しに阿部ちゃんと目が合った。



阿部「ねぇ、A？」


『…はい』


阿部「俺、Aのダンス大好きなんだ。今まではずっとグループに属してなかったからファンのみんなに見てもらえる機会が少なかったと思うけど、Snow ManのAってかっこいいだろ！ってたくさんの人に見てもらいたい。だから俺のために胸張ってセンターで踊ってよ。ね？」


『っ、』


佐久間「なになにー？どしたー？」


阿部「んー、Aが不安そうな顔してたからさ」


佐久間「あぁー、今までSnow Manはさ、6人でそれぞれシンメが多かった分、Aが入ってAがセンターになることが増えると思うけど、でも誰もそれを嫌なんて思ってないよ」


『ほんと…ですか？』


佐久間「当たり前じゃん！なー？」



すると少し遠くにいた他のメンバーも聞いてたみたいで話に入って来てくれる。



『あっ、ふっかさん！』


深澤「ん？」


『このジャージ、洗ってお返ししますね！』


深澤「あぁ、いいよいいよ、それあげるつもりで渡したし」


『いや、でも、』


岩本「気持ち悪くなかったら受け取ってあげて？」


深澤「気持ち悪いってなんだよ！」


『あははっ、じゃあ有難く頂きます…！』


阿部「じゃあ俺これあげるー！」


『えっ…？』


阿部「だってふっかだけプレゼントするとかずるくない？あと、今日の服装にピッタリだし、そのハットかぶって帰ってよ」


佐久間「じゃあ佐久間さんはこちらー！今日着替え用で持ってきてたアニメTシャツ！こちらを贈呈しますっ！」


深澤「佐久間、それは…」


佐久間「えー！なんでよ！部屋着でもいいから着てくれたら嬉しいじゃん！」


宮舘「んふふ、俺はこれあげるよ」


阿部「おぉー、ブレスレットかぁ」


宮舘「Aってボーイッシュなコーディネートが多いから、こういうブレスレットも似合うと思うんだよね」


岩本「ってことは、ジージャンも似合うよね？」


宮舘「絶対似合うね」


岩本「俺、家に着れなくなったジージャンあるからそれあげるよ」


佐久間「その下にアニメT着る？」


阿部「佐久間それは…」


佐久間「部屋着でいいので着て下さると嬉しいです…！」


『あの、え、？』


宮舘「おーい、翔太は？」


『いやいや、全然、あの、』


　


　

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